そこまでせんでもエエやろ!?

その地の特産品をPRするため、さまざまな料理を考案したり、
ゆるキャラを作成したり、時にはモニュメントを製作すると
いった企画がありますよね。

例えば、大葉が特産品であったとして、それを売り込もうと
「大葉ソフトクリーム」「大葉うどん」「大葉のおはぎ」と
言ったメニューを開発して、道の駅みたいな場所で販売して
みたり…

イベント会場に、大葉をモチーフした着ぐるみが現われて
みたり…

メイン道路の両脇に、大葉の形をした彫刻を並べてみたり…

企画した本人たちは大真面目で、

　　地域に貢献しよう！

とか、

　　地域ぐるみで特産品を
　　売り込もう！

とか、

　　この地の特産品を全国に
　　知ってもらおう！

とか、熱い思いを持って取り組んでいるわけです。

でも…

その他の人たちにとっては、

　　何かムリやりって感じ…？

とか、

　　何コレ？

とか、冷めた目で受け止められがちじゃないですか？

大葉ならまだイイ方だと思います。

比較的、健康的なイメージがあるし、刻んでいろんな薬味に
使えそうですし、だから何も、ソフトクリームとかおはぎに
しなくてもよさそうなモンだと思うんですが…。

少し前には、ぎんなんの特産地があり、そこではぎんなんを
使った洋菓子とか、ラーメンを売り込んでました。。。

ぎんなんは、大葉に比べると地味ですし、レパートリーも
ごく少ない。。。

なのでムリやり、洋菓子やラーメンに押し込んでる…って
感じがして、ちょっと哀しさが見えましたね。。。

ほかには生姜を売り込もうとしている町があったり、山芋を
売り込もうと言う町もあったり…

で…

生姜を使ったパスタとピザ。

山芋で作った焼酎。

そんなのを名物化しようと画策しているようでした。

まぁ…、こうした活動も地方創生の一つかも知れませんが、
なんかこう…、ムリやり感があって息苦しさを感じてしまう
場合があり、また、

　　そこまでせんでもエエやろ!?

と思って笑えてしまう場合もあって…

今、あまり売れないモノ、地味だけど昔から生産してるモノを
何とかして世に認めてもらおうという動きが、あちらこちらで
見ることが出来て、僕は「ムリやりミュージアム」と呼んで
ますね。。。

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タグ：特産品