或る50女のつぶやき

40歳で母親の介護のため、勤め続けてきた会社を辞めることに
なった女性。

母親は5年前に亡くなり、彼女は派遣会社に登録して仕事に
復帰します。

しかし、5年間で事務のIT化が驚くほど進化しており、彼女は
浦島太郎状態になってしまいます。

やがて、派遣会社から愛想を尽かされ、その後は求人誌で
見つけた仕事に就いて、今は50歳に…

40歳までは年収500万円だったが、今は190万円。

家賃6万円のアパートに独り暮らし。


今、若者がターゲットになるブラックバイトと言うのが
ありますが、中高年の労働者にも当てはまるケースが多い
とのことです。

40、50歳にもなれば、若い頃と違って「飲み込み」も悪くなり、
周囲への順応も遅れがち…

それでも奮闘するものの、周りから叱られ、怒鳴られ…

週6日働いても、少ない手取り…

こうした薄給で過酷な労働を強いられる中高年、結構多いと
聞いています。

こんな話を聞くと、

　　人間、歳をとればとるほど
　　夢なんて持てななくなる…。

と、痛感します。

先ほどの女性、こんなことを言ってました。

　　これでも昔はモテた方で、芸能事務所から
　　スカウトされたこともあるんですよ。

しかし、その面影は今、見ることが出来ず…

　　女として高く売れたときに
　　結婚しておけばよかったわ…

と、ため息交じりにつぶやきました。

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タグ：中高年 派遣会社