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もう、帰るつもりない…

本来ならば外国人には支給されないことになっている生活保護…、

しかし、永住、または定住しており、入管難民法に基づく
在留資格がある外国人には受給資格があるそうです。

と言っても、僕にはよくわかりませんが…。

在日する韓国、朝鮮、中国、ブラジルの人たちの中で失業して
しまい、生活保護を受給している人は7万人ほどいると言われて
います。

数年前、新聞などでも伝えられましたけど、生活保護目的で
来日する外国人もいるそうで、ま…、日本はとても行き届いた
国と言えるかも知れません。。。


先日、テレビを観ていたら、在日している中国人夫婦の暮らしを
映しており、二人は生活保護を受給しているとのことでした。

来日した頃は、中国人の知人の紹介で、夫婦そろって工場で
働いていたようでしたが、10年ほど前、奥さんが結核にかかり、
入院してしまいました。

やがて旦那さんの方も感染してしまい、療養が長引いたため、
二人とも無職となってしまったのです。

満足に日本語が話せない二人は、回復後に再就職することが
できず、役所の生活保護窓口を訪ねたそうです。

そして何とか受給することができ、夫婦で月に11万円ほどを得る
ことができるようになりました。

住まいは、収入に応じて家賃が決まる団地。

月々の家賃1万円。

夫婦は節約を心掛け、1日2食。

こうした生活保護を受けながらの暮らしが8年以上、続いている
そうです。

テレビで、奥さんがたどたどしい日本語で、こう言ってました。

  日本語、難しい…、
  歳、取った…、
  もう働くの大変…。

だから、今の暮らしを続けていると言うことなのでしょう。

本来、この夫婦の来日目的は何だったのか?

日本で働いて、お金を貯めて、自国に帰って、豊かな生活をして
いくことを夢見ていたんでしょうか?

少なくとも、工場で働いていたわけですし、結核を病んで無職に
陥ったのですから、生活保護目的ではなかったと思います。

でも、もう…、

この夫婦は、来日の目的を見失い、最低限の生活、医療、住宅が
保障された日本の保護制度にどっぷり漬かって、抜け出せない。。。

最後に奥さんは、再びたどたどしい日本語で言いました。

  (自国の故郷は)
  寒いところだから…、
  もう歳だから…、
  もう、帰るつもりない…

日本って、行き届いた国なんですね。。。
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