中国売春都市の事情

中国最大の売春都市・広東省のある街…。

ここは政治ではなく“性事”の中心と言われているところだ
そうですが、昨年の秋頃から、各種の風俗店に異常事態が
続いているそうです。

街のあちこちに出没する売春婦…、現地では彼女たちを
小姐と呼ぶそうですが…、正確に何と発音するのか
わかりません。。。

とにかく、その小姐の姿を見かけなくなった！

エロいサウナもカラオケ店も軒並み営業を休止しており、
これら風俗のおこぼれにあずかっていた街の食堂やバー、
クラブ、海賊版ＤＶＤショップなどにも影響が及んでいるとか。。。

実際、週末の午後6時でも人通りはまばらで、従来ならば
出勤途中の小姐と夜遊び前の腹ごしらえに向かう男たちで
賑わっている時間帯。。。

小姐が出勤に使うタクシーの運転手らも、ヒマそうに路上で
たむろしており、ポン引きおばちゃんの巣窟だった公園は、
彼女たちに変わって無邪気に遊ぶ子供たちの姿があるばかり。。。

また、かつては一日に500人近くの小姐が出勤し、その
ほとんどが連れ出し可能だった大型カラオケ店も、数人の
小姐が出入りしているのみで、以前の賑わいは見られない。。。

　　何だ何だ？
　　一体コレ…、
　　どーしちゃったワケ！？

その大型カラオケ店で、お気に入りの小姐をお持ち帰り
しようと楽しみにしてやって来た出張おじさんは、この
変わり果てた聖都ならぬ“性都”の変貌に肩を落しました。

店のマスターは、こう言いました。

　　この街を管轄している公安局で
　　トップの人事異動があったんですよ。
　　これまでの後ろ盾を失ったので、
　　どこの風俗店も、今は摘発を恐れて
　　営業自粛しているところなんです。

そうか！それで…、と納得した出張おじさん。

そう言われれば、このおじさんも宿泊しているホテル…、ここは
小姐を自室に連れ込む宿泊客たちの姿が多く見られたが、今日は
ヤケにしんと静まり返っていました。。。


そうなんですねぇ…、

中国は、トップが替わると、前任者との癒着で不正を行っていた
業者を次々と摘発し、自分の手柄にする風潮があるそうです。

この点、先代、先々代の癒着を脈々と受け継ぐ日本の風潮と
異なる点ですね。


で…、先ほどのマスターが続けて、出張おじさんに、こう
言います。

　　とは言いましても、そろそろ半年ほど
　　過ぎましたんで、新しいトップのもとに
　　新しい癒着が結ばれた頃です。
　　暖かくなる頃には元に戻りますヨ！
　　今ごろは袖の下の金額について、
　　公安トップとの間で話し合いがまとまりつつ
　　あるところでしょう…

そうなんですねぇ…、

長くても半年過ぎれば、新たなトップとの癒着が成立して、
再び、中国最大の売春都市、“性事”の中心と言われる
“性都”に戻り、小姐たちも、おじさんたちも、わんさかと
押し寄せてくるんですよねぇ…、中国って。。。

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タグ：売春都市 中国 風俗 小姐