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雇用延長 頭の痛い話です

60歳の定年後も、すべての希望者を65歳まで雇用延長することを
企業に義務付ける「改正高年齢者雇用安定法」

この春から、厚生年金の支給開始年齢が段階的に引き上げられ、
年金給付が始まるまでの無収入を防ぐための対応策です。

しかし…、

世界的な景気低迷や国内の事業拠点が海外へ移転している状況を
見る限り、国内の雇用環境は厳しさが続いています。。。

そんな状況で雇用延長と言われてもなぁ~…、各企業にとって
頭の痛い話だろうと思います。

定年後の人たちの受け皿が限られているので、この先、新規採用
を抑えたり、給与削減も検討せざるを得ない企業だって少なくない
と思います。


一方で、現在のところ、65歳以上の高齢者1人を支える現役世代
(15~64歳)は2.8人と言われていますが、あと40~50年後には
1.3人で支えていかなくちゃならないと試算されています。

つまり、ますます年金の支給開始年齢が高くなり、給付額だって
減少していく可能性は高いわけです。

少ない収入で細々と暮らして行くしかない…、って僕みたいな
人、これからもかなり増えていくんでしょうねぇ。。。


ところで、この「改正高年齢者雇用安定法」に伴って、すでに
企業の中では、社屋の清掃、メンテナンスなど、これまでアウト
ソースしていた業務を社内で手掛け、これを雇用延長した社員に
やってもらっているところもあるそうです。

みんなが仕事している時、ベテラン社員が箒やモップを持って
セッセと掃除していると言う光景です。

ほかにも、次年度から定年を65歳まで延長する代わり、同年度
の新入社員から、給与の昇給率を30代以降で抑制するという
計画を打ち出す企業もあり、最終的に65歳まで働けば生涯賃金は
増えるということで理解を求めていくそうです。

そうなんですよねぇ…、

雇用延長により、ビル清掃、機材リースなどアウトソーシングな
企業にとっては顧客を減らす可能性もあります。

また、若手、中堅社員の給与を押し下げてしまう可能性だって
あるんですよねぇ。。。

とは言え、人間誰だって歳をとるもの…。

いずれ我が身が雇用延長を受けることになるわけですから、
ここは我慢しておかないと…。


しかしなぁ~…

年金制度を支えるために、若手、中堅世代には労働市場を広げたい。
もう一方では、定年後に年金無支給の期間を埋めるため、65歳までの
仕事を作らなきゃいけない…、

  受け皿もねぇ!
  人件費も限られてる!
  どーすりゃイイんだ!?

  どっか、外から
  仕事持ってくるしかねぇな、
  こりゃ…。

って感じですよねぇ。。。

なんだか…、

ギスギス… おろおろ… ウロウロ…、そんな状態がますます
増えてきそうで、暗~~~~~くなっちゃいますね。。。
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コメント 2

ななしのごんべい

管理職、経営者、株主配当を大幅カット。
既に退職して行った世代の厚生年金を大幅カットすれば原資はある
高齢者は、恵まれた時代を過ごしていたので、年金なんてカット
されても預貯金がたくさんあるぞ。
それと、公務員の給与も40%くらいカットすれば、増税無しでも
国家予算、自治体予算はある程度立て直せる。
彼らも、給与の前払いでたくさんもらっていたとの理由で
カットすればよい
by ななしのごんべい (2013-02-14 12:34) 

あべしん

ななしのごんべいさん、コメント
ありがとうございます。

そうですか!
カット!カット!…ですか。

みんなで少しずつ、細々とひっそりした
暮らしをしていきましょうか。


by あべしん (2013-02-15 07:53) 

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