悲劇！長い髪の女：底辺生活：SSブログ

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悲劇！長い髪の女 [編集]

四川省成都市──。

美しく長い髪が自慢の女性、Ｔさん。

誰もが、その艶やかな髪に魅せられる。

朝、7時45分。

Ｔさんは自宅を出て、勤務先へ向かう。

バスを利用すれば10分で会社に着くが、バス停に到着する時間に
バラつきがあったり、途中、ひどい渋滞に巻き込まれて身動きが
とれなくなったりする。

そんなことでイライラさせられるのが嫌で、よほど天気が
悪くない限り、歩いて会社まで行くことにしている。

会社まで、やや早めに歩いて30分ほど。

仕事前と、それから夕食前のイイ運動だと思っている。

Ｔさんは身長も高く、スラリとした体型なので背筋を伸ばして
颯爽と歩く様は、遠目にも人の目を惹くようだ。

そこに長い髪がゆらめいたり、時には風に吹かれたりする様子は
多くの男性を釘付けにし、また多くの女性からは羨望の目で
見られることだろう。

Ｔさん本人も、そんな周りの目を意識していないわけではなく、
当然、見られていると言う気持ちがあって、歩く姿勢には
気を遣っているのだ。

でも、そのおかげで、スタイルが維持できているとも思って
いる。

それにしても…、

会社に近づくにつれ、今朝はヤケに多くの人たちの目線を
強く感じる。

　　新調したスーツ…、
　　そんなに似合っているのかしら…？

そんなことを思いながら、Ｔさんは会社に到着した。

デスクに向かう前に、鏡の前に立ってみる。

そこでＴさんは驚愕した！

　　！…★＠♀▲□￡∞▼…!!!

鏡に映る自慢の長い髪…、何とそこには、ベットリと接着剤が
着いていたのだ！

　　アイヤ～～～～～

いつの間にこんなことを…？まったく気づかなかった…。

自宅から会社までの路上でやられたには違いないが。。。

何とかして接着剤をとろうと悪戦苦闘するＴさん。

そんな彼女の努力も虚しく、結局はバッサリと長い髪を切るハメに。。。

涙するＴさんを励まそうと、これまた同情しながら涙する同僚たち。

　　困るわ…、
　　今度のコスプレ大会までに
　　カツラを使わなくちゃ…。

って言ってる場合か！？と同僚たちは半ば呆れ気味…。

そう。Ｔさんはコスプレが趣味なのだった。。。

以上、実際に四川省では、女性の髪に接着剤をかける愉快犯が
出現したとのことです。

狙われたのは、いずれも長い髪の女性ばかり。

この愉快犯、単にタチの悪いいたずらをして喜んでいるのか、
長い髪に何か恨みでもあるのか…、

その後の行方は知られていないそうで。。。