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穴子天そば やがて哀しき…

天ぷらと聞いて、パッと頭に浮かぶのは「えび天」ですか?

ま、天ぷらの代表格みたいなものですし、「えび天」を
好む人は多いと思います。

僕もえび天は好きですが、

  好きな天ぷらをひとつだけ選べ!

と言われたら、「穴子天」と答えるでしょう。


プリッとしたえび天もおいしいですし、小ぶりのえびや
貝柱、そして玉ねぎ、にんじんを合わせて揚げた
かき揚げもイイですね!

でも、やっぱり穴子天が、僕は一番です!

実は今日のお昼に、理想的な「穴子天そば」を食べました。

理想的な穴子天とは、ズバリ!一尾丸ごと揚げたヤツです!!

2分の1とか、3分の1に切った穴子天はとても残念でなりません。。。

anago_soba.jpg

こんなふうに、一尾丸ごと揚げた穴子天が

  のしぃ~~ん!!

と乗っかっているのが、ビジュアル的にも、食べても
満足できると思います。

この穴子天そばは550円!

僕の昼メシ予算より50円オーバーですが、納得できる
穴子天でした。

この穴子天を食べようとして、箸で持ち上げるときに感じる
何とも言えない重量感!

これは丸ごと揚げたヤツでなければ実感できません!

箸で持ち上げ、穴子天の端の方を、そばつゆに浸してから、
パクッと食べる、アノ充実感!

そう!

この最初の一口がとても重要なのです。

これは、えび天にも言えるかも知れませんが、本体と衣が
そばつゆに浸っていたため、はがれやすく、そばを啜って、
再び天ぷらに取り掛かろうとして、箸で持ち上げようと
すると、ペロン!と衣がはがれてしまい、本体が見えて
しまいます。

この時の本体って、妙に痩せ細って見えませんか?

コレ、えびでも穴子でも同じじゃないかと思います。。。

衣に包まれているからこそ、えびも穴子も天ぷらとして
美しく見えるのであり、食べた時の充実感もあるわけですが、
一旦、衣がはがれると、

  アレ?
  何か、意外と痩せてて、
  貧弱だったんだね…。

と、何だか冷めた思いになるのです。

ま、高温の油で揚げられているため、本体は縮んでしまうから
なんでしょうけど。。。

ですから、最初の一口、この時こそ、美しい姿のままで、
衣と本体が一体なっている充実した味わいを堪能したいのです!


今回も案の定、穴子天は半分食べたか食べないうちに
衣がはがれ、痩せてロール状になっている本体が露出して
しまいました。

こうして衣のはがれた本体を見ていると、何となく哀れな
気がして、僕は一気に本体を食べてしまい、その後は
衣だけをそばつゆに漂わせた状態で食べて行きます。

ここで一句…、

  穴子天 やがて哀しき たぬきそば

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