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昭和のラーメン さらば飛鳥軒

飛鳥軒というラーメン屋さんが、僕の実家の近くに
あって、高校時代には、そこのラーメンをよく
食べていました。

その飛鳥軒が、どうやら今週いっぱいで店を閉める
らしいと、先日、実家の母から聞かされました。

実家と言っても、今、僕が住んでいるところから
車で15分ほどの距離です。

その実家から歩いて4~5分の場所に飛鳥軒は
あります。

今日、僕は仕事を終えて、無性にそこのラーメンが
食べたくて仕方がなくなり、飛鳥軒へ入りました。

午後7時ちょっと過ぎです。

うなぎの寝床とは、まさにこのことだと思わせる
ような店で、カウンター席しかありません。

いらっしゃい、と言う親父さんのしゃがれた声。

もう80歳に近いんじゃないかと思います。

お客は僕だけ。

ラーメンを注文しました。
本当は大盛にしたかったけど、ウチに帰れば
晩ごはんが用意されているから、並盛にして
おきました。

ラーメン(並盛)600円です。
ra_mukasi.jpg

スープは鶏ガラだしがよく効いたしょうゆ味です。

麺は中太のストレート。

具は厚切りチャーシュー2枚、それとは別に豚バラ肉が
2~3切れ。
かまぼこ2切れ、もやし、青ネギ、それと半分に切った
ゆで卵。

ここはレンゲを出さないお店で、スープを啜るときは、
どんぶりを持ち上げ、そのフチに口をつけて、
ゆっくり啜り込みます。

  うまいっ!!
  これこれ、これだよ!!

一口啜ると、続けてもう一口、ふた口と啜りたくなる
あっさりしていながらも深い味わいのスープです。

麺は、ややかために茹でてあり、噛み応えがとても
快くて、かんすいの独特の風味が少しだけ口に
広がっていきます。

  う~ん!この味!
  懐かしいなぁ…


正確には知りませんが、このラーメン屋さんは
昭和40年代にオープンしたそうで、もう40~50年ほど
続いていることになります。

たぶん、昔からずっと、この味だったんじゃないかと
思います。

そう! 昭和の味のラーメンです。

そして、僕の青春の味!

そのラーメンも今日が最後か…、そう思うと何だか
寂しくなって、スープをすべて飲み終えた後、

  やっぱ、大盛食べとけば
  よかったな…。

と、後悔しました。
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