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介護するのも、されるのも・・

総務省が発表した「就業構造基本調査」によりますと、
家族の介護、または、看護を理由に離職した人は、全国で
1年間に9万9000人になるとのことです。(2017年度)

前回調査(2012年度)では10万1000人でしたので、やや減った
とは言え、ほぼ同程度と捉えても差し支えありませんね。

政府としましては「介護離職ゼロ」を目標に掲げていますが、
どうも難しいみたいで。。。

実例としまして・・

57歳の会社員男性は、身体の筋肉が萎縮してしまい、思うように
動けないと言った難病を持つ56歳の奥さんの介護をしています。

出勤前、帰宅後は奥さんの介護に加え、家事もしなくてはなり
ません。

日によっては、仕事を休まざるを得ない場面もあります。

奥さんの病状が悪くなれば、その分、負担が増します。

具体的には、床ずれを防ぐため、2時間ごとに奥さんを抱き上げ、
寝ている体勢を変えてあげなければならないのです。

1日2時間の睡眠で介護、家事、さらに会社で仕事・・

無理してでも仕事に出ているのは、介護で肉体的にも精神的にも
激しく疲労することより、収入を失ってしまうと言う経済的な
不安の方が大きかったからだと、この男性は語っています。

しかし…

いつまでも続けられるものではありません。

結局、1年後に彼は疲労に耐えられず、休職することを決めました。

育児と仕事の両立も難しいと言いますが、介護と仕事の両立もまた
難しいわけで…

これだけ少子化だの、高齢化だの…

世間から問題視されて久しいわけですが、なかなか仕事、職場の
体勢と言いますか、環境と言いますか・・

整ってくれないモンですナァ。。。

こうして見ますと、昔はどうだったンですかねぇ?

現代ほど高齢化ではなかったにせよ、介護を必要とする人たちは
いらっしゃったはずで・・

それに、現代ほど介護施設は整備されていなかったと思うんですが・・

核家族じゃなかったからとか・・?

介護される前に死んじゃったとか・・?

そう言うことばかりじゃないように思うんですけど。。

まぁ、一部の企業では、テレワークとか、在宅勤務と言った
システムを運用して、介護離職を減らそう、なくそうとして
いるようですが、これもなかなか広まらないようで。。。

  こうなるとナァ…
  オレなんか介護するのも、
  されるものイヤだから…

これからは、老後の生活を考えるに当たって、死に方まで
見通しておかないといけない時代になるのかも知れません。。。
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