貧困への恐怖

生活保護を受けている世帯の半分以上は、65歳以上の高齢者
世帯です。

それでは、全国の65歳以上の人たちの中で生活保護受給者の
割合はと言いますと…

厚生労働省による直近のデータでは2.89％となっています。

ちなみに1995年時点での高齢者受給割合は1.55％でしたので、
約2倍に増えたわけです。

およそ20年で倍増…。

　　な～に…
　　この20年で高齢者も増えたから、
　　それぐらい仕方がないんじゃない？

ってコトで済ませちゃってイイのかどうか。。。

その前に、2.89％とか1.55％と言う割合について、多いと
思うか、こんなモンだろ…って思うのか、それとも、予想より
少ないと思うか…

これは人それぞれだと思います。

2.89％…

ざっくり1000人中、29人ほど。。。

今、65歳以上の高齢者は日本に3000万人は居ると思いますので、
生活保護を受けている高齢者は、およそ87万人ってコトになり
ます。

割合で見ると大きな数字じゃないかも知れませんが、87万人と
いう数は小さくありませんね。。

20年前に比べて、確かに高齢者の数は増えていますが、倍増と
まではいきません。

ですから…

高齢者の貧困化が進んでいることは確かなようで…

このことが、僕にとりまして、漠然とした不安…って言うより
恐怖…です。

僕が65歳になるのは、今から25年後…

たぶん、高齢者の貧困化はさらに進んでいるだろうと思います。

ってコトで…

僕も貧困の高齢者になる可能性が充分あるのです…。

漠然とした将来の貧困への恐怖…

不安じゃなくて恐怖。。。

　　25年後、年金はどれくらい支給して
　　もらえるのか？
　　その頃の経済情勢ってどうなってるのか？
　　この国の人口構成とか社会環境は、
　　どんなふうに変化しているだろう？

考えても答えが見えない…。

考えるだけムダってコトかも。。

だから恐怖なんでしょうね。

で…、結局…

　　ああ～～～
　　やっぱ、死ぬまで働き続けるしかねーのか。
　　それだけの人生か…。

毎回、ここまでしか答えが出て来ないワケです…。

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タグ：貧困化 高齢者 生活保護 貧困

コメント 2

　さすがに　Nice! は押せませんが、ご不安は良く解ります。

　ご心配事に加えて、国の借金が１千兆円を越えている状態がこれから先に渡って何年も続く筈が無く、破綻すれば国債・社債・株券・預貯金等パァーになってしまい、日本は経済的に破滅に襲われる可能性があります。

　今のうちに借金しちゃう・・・って考えもあるかも知れませんが、政治・政治家の劣化を抑え得るのは皆様現役の方々に限られます。

　私ら年寄りは、幸いな事に　”年金＋預貯金切り崩し”　で何とか生活していけますが、自分の息子を含めて現役の方々の将来が心配です。
by LargeKzOh (2017-10-09 10:06) 

LargeKzOhさん、毎度ありがとうございます。

いっそのコト、国が破綻しちゃえば…。
国債も株も預金もない僕には、な～～んも関係
ない！って自暴自棄に走りたくなったり･･

生きるとは働くこと…、
これに尽きる時代ってコトですね。。

またよろしくお願いします。

by あべしん (2017-10-10 01:12)