マクドナルドは耐え続ける

大暗転…、そんな表現がピッタリと言っても良いほどの
マクドナルド。。。

15年12月期は、連結決算の売上高が前期比10％減の2000億円。
最終損益は2年連続の赤字。。。

大きな問題が続いたせいとは言え、かつての隆盛は幻のよう
です。

もともとマクドナルドは、マスコミや消費者から様々な批判を
受けていましたね。

例えば、糖分や油脂の摂取による肥満などの健康問題…

それと、スチロール容器の使用による環境問題…

さらに2004年、米国が製作した映画「スーパーサイズ・ミー」では、
健康への害について、めっちゃ批判されましたね。

それでもマクドナルドは、持ち堪えていました。

健康によろしくない、環境によろしくない…、

そんな批判を浴びつつも、ビッグマックは売れてました。

ところが今回はどうも具合が悪いようで。。。

お客が離れている…。

それでも、今なおマクドナルドは耐え続けているのです。

ま…、それなりにメニューの見直し、開発に力を入れていると
聞きますが…

特にリスクヘッジをしようと言う動きが見られないのが
マクドナルドの特質と言えるんじゃないですか？

例えば、牛丼だけじゃヤバいかも…と、うどん屋を展開したり、
ファミレス大手のすかいらーくは、洋食の他、和食、中華の
ジャンルへと手を広げたり…

さらには価格帯、メニュー構成を見直したり…

そうやってリスクヘッジしながら、外食店として生き抜いて
いるわけですが、マクドナルドはそれをしませんね。

マクドナルドが、敢えてハンバーガー屋一本にこだわっているのは、
知名度の高さ、そして利用経験者の多さを自負しているからかも
知れません。

と言いますのも、消費者というのは「食に関する事件」を実に
短期のうちに忘れてしまうからです。

不二家、雪印…

かつて大きな事件がありましたが、今、どうですか？

購入している人、少なくないんじゃないですか？

どちらも、知名度の高さ、そして利用経験者が多いです。

消費者は、知名度の高さ、利用経験者の多さに「安心」するんじゃ
ないかと思います。

マクドナルドは、それを知っているんでしょうね。

それで今、耐え続けてるわけです。

きっと、再び客が戻ってくると信じているんじゃないですか？

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タグ：マクドナルド