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一人より二人、二人より三人…

人間、一人だけで出来ることと言ったら、タカが
知れています。

だから人と人がつながり、力を合わせて物事に
当たっていくわけで…

一人より二人、二人より三人…

協力できる人の数が多いほど頼もしいから…

だから組織が出来上がるわけです。

個人力より組織力!

会社にお勤めの方々、あるいは野球、サッカーなど
チームプレーを要するスポーツをなさっている方々…

組織力の素晴らしさをご理解いただけるはずです。

ですが…

そんな素晴らしい組織ばかりじゃないようで。。。

昨今、問題として上がる話のひとつに…

  日本の労働生産性は低い!

ってコトですが…

まぁ…、日本の会社は国際的に見ましても、秩序の正しさ、
技術力と品質の高さ、それゆえに製品、サービスも優れて
いるとの評を得ています。

そう、国際的に見てですね…。

でも、内側から見ちゃうと…

日本の会社は、調整がやたら必要なんです。。。

例えば、こんな調整…ですね。。。

  この話、××さんへ通してあるのか?


  この件は先に△△課の課長の
  耳に入れとけ!


  おいおい、ちょっと待った!
  オレ、そんな話、聞いてねーぞ。。


  コレだけどさぁ、こうなる前に
  なんでひと言、こちらに知らせて
  くれなかったわけ?

これらの言葉、聞いたことないですか?

または、口にしたことないですか?

これらは調整の言葉ですね。

事を進めるにあたって、あちらの組織、こちらの組織…

はたまた向こうの組織、隣の組織へ…

事前に連絡したり、承諾を得たり…

いわゆる根回しってヤツですかね…?

こうした調整が要るわけで、このためトップダウンであれば
1ヵ月経たぬうちに遂行できることが、3ヵ月も掛かったり、
場合によっちゃ3ヵ月経ってもスタート出来なかったり…

これが労働生産性の低さの原因でもあるわけです。


一人より二人、二人より三人…

力を合わせて少しでも早くやり遂げよう!ってコトに
なってない。。。

今、昔と違って、いろんな制約があったり、周辺配慮も
細々と要求されたりで…

そのせいもあるのか、会社も組織を細分化したりしている
みたいで…

それでいつしか組織力が脆弱化し、新たに生まれたのは
組織と言う障壁。。。

僕の勤め先は組織なんて、あってないようなモンですから
特に問題はありませんが…

これからの日本、トップは自分の会社の組織を削減するなり、
いっそのこと頑丈な壁で分け隔ててしまうなり…

労働生産性の向上について考える時期だと思ったですよ。
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LargeKzOh

ご指摘の "組織に固まった素材メーカー" に勤めていました。

"根回し" ・・・ これって、結局、事がうまくいかなかった時、誰も責任を取らない事につながっている・・・だって、皆が承認したんだから・・・と今では想っています。
"村" 社会と同じ感じです。
by LargeKzOh (2017-09-01 23:44) 

あべしん

LargeKzOhさん、いつもありがとうございます。

そうなんですね。
根回しとは、責任のなすりつけ合いの準備でも
あるわけで…

日本の組織のおもしろい現象のひとつでも
あります。。。

またよろしくお願いします。

by あべしん (2017-09-03 16:32) 

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