怒りからは何も生まれない

名前を忘れてしまいましたが、数冊の本も出していらっしゃる
有名なご住職が、テレビに出演していた時、こんなことを言って
いました。

　　喜怒哀楽と申しまして、誰でも嬉しかったら
　　笑い、悲しければ泣くもんです。
　　嬉しいこと、楽しいことは自分だけでなく
　　周りの人たちを明るくしてくれます。
　　悲しいことは、それを知ることで心に
　　深みが増し、やさしさを生み出すことも
　　あります。
　　でも、怒りからは何も生まれません。
　　敢えて生まれると言えば、悔いを生み出すだけです。
　　怒ってはいけません。
　　怒りは自分の腹の中だけに留めておくもんです。

イイこと言うなぁ…って思ったですね。

まさしく、怒りからは何も生まれません。

確かに、悔いを生むだけですね。

このご住職は、怒ってはいけないと言いながらも、自分の腹の
中だけに留めろとおっしゃっています。

これは、人間、ムカッと来ることもあるけど、表に出さずに
抑えろと･･

そう言うことだろうと思います。

僕も若い頃は、ムカッと来たら、そのまま顔に出してしまい、
大声で怒鳴ったり、時には手が出たり･･

でも、30も半ば過ぎた頃から、ムカッとすることがあっても
表面に出さないように心掛けるようになりました。

怒りからは何も生まれない…って悟ったわけではありませんが、
怒りに任せて大声出して荒れることが、つまらないことだと
思うようになったのです。

30半ばになって、ちょっとクールになれたわけです。

　　人間、腹の中で何を思ってもイイけど、
　　表に出しちゃいけない。

そう思うようになったのです。

クールっつーか、腹黒くなったわけです。。。

ところで…

この頃、怒りっぽくなっている人、増えたと思いませんか？

ネット上での炎上とか…

ヒマな人も増えているのか、やたら噛みつきたがると
言いますか…

放っときゃイイのに、イチイチ噛みついて来る…。

1人、2人と増えてきて、やがて大炎上。

無駄な怒りと言えますね。

仕事上でも、部下や後輩に対して、すぐにイラッとしたり、
ムカッと来たりで、めっちゃ怒鳴ったりする人も…

部下が何をミスったのか知りませんが、ソレって、そんなに
怒るようなコト？

パワハラなど、社会的に注目されているのに、ついつい
怒鳴りまくっちゃうンですねぇ。。。

まぁ、怒りっぽいってコトは、余裕がないと言うことにも
なるようで･･

せめて精神的な余裕だけは持っていたいモンですなぁ…。

そう言う点で、僕なんか、まあまあ心に余裕持ってる方だと
思いますよ。

何しろ、ウチの悪妻と暮らしていても、顔に出したり、
怒鳴ったりしませんから…

まぁ、余裕持ってると言うより、悪妻に対して、諦めている
と言う方が当たってますけどね…。

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