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奇跡の親子丼

今日の昼、仕事現場から車で3分ほど走ったところにあった食堂で、
600円の親子丼を食べました。
don_yokohama1907.jpg

そこは、青々とした稲が育っている田んぼや、ナスやねぎの畑が
見られる田舎で、その食堂は、そんな田園地の幹線道路沿いに
ポツンと一軒だけ建っていたのでした。

僕と仕事仲間のUさんは、とりあえず…って気持ちで、食堂へ
入っていきました。

お昼時の田舎の食堂・・

中には、僕らのような肉体労働者風のおっさんが3人、テーブル席で
定食を食べていました。

もう一つ別のテーブルには、やはり作業着姿の年配のオヤジさんが
うどんをちゅるちゅると啜っていました。

そして、僕らも・・

適当にテーブル席を選び、椅子に腰掛け、壁に貼ってある「献立表」
を眺め、定食にしようか、それとも丼モノがいいか、はたまた麺類に
するか・・

しばらく迷っていましたが、

  よし、親子丼にしよう!

Uさんが力強く言ったので、僕も合わせて親子丼に決めました。

で…

70、いや、もう80歳になるだろうと思われる女将さんらしき人に
注文し、待っていると・・

出てきたのが上の画像の親子丼でした。

  ・・・・・・・・・・・・・・・
  ・・・・・・・・・・・・・

僕とUさんは、少しの間、無言でその親子丼に見入っていました。

盛りはイイ!

600円の割には盛りがイイ!

ちゃんとみそ汁も付いているし、漬物だって付いている。

でも、この親子丼はどうだ・・?

玉子にフワフワ感とかトロトロ感が見られない…。

具の玉ねぎがヤケに白くて生っぽい…。

長ねぎだって、まぁ、シャキシャキしてるって言えば、それまで
かも知れないけど、やっぱ、火の通しが甘いような。。。

それでも、まぁ、鶏肉はちゃんと火が通っているみたいだし。。。

僕とUさんは、ほぼ同時に箸をつけました。

  旨いっ!

不思議なくらい旨いのでした!

確かに玉ねぎや長ねぎは、それほど煮ていないため、歯応えが
ありましたけど・・

不思議なほど玉子に豊かなダシ感のある旨味があって、思った以上に
ふんわりしていて・・

鶏肉は、ややプリッとした食感で、肉本来の味が濃い!

これで玉ねぎなどを、もう少しやわらかくすれば、めっちゃ上品な
味わいの親子丼になっているに違いありません!

  これ、どうやって作ってあるンや?

Uさんも、この親子丼に感動しているようで、そんなことを言いながら、
ワシワシと箸を動かし、食べ進んでいます。

この食堂は、80代と思われる大将が調理を担当し、同じような歳の
女将さんが注文取りや会計を担当しているという、夫婦だけでやって
いる食堂なのでした。

  雑に作ってるなぁ…って思わせておいて、
  食べてみると、めっちゃ旨い!
  信じれんほど旨い!
  奇跡や!
  これは奇跡の親子丼や!

食堂を出た後、車の中で、Uさんが何度もそんなことを言っていました。。。
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