経営者の優先業務とは

ここ数年来、うつ病と診断される社員は増加傾向にあるそうです。

日々の激務、過度な残業、そして人間関係…

これらによって、心が病んでいくわけです。

推計では、メンタルヘルスの不調により、1ヵ月以上の休職、
または、退職してしまった社員がいる事業所の割合は8.1％に
のぼるとのことです。

でも、この数字、氷山の一角かも知れません。。。

本来、社員一人一人が働きやすい環境を整えることは、経営者の
優先業務と言われています。

在籍している社員の働きやすさを維持、向上させることによって
生産性が高まり、事業が成長するからです。

それだけではなく、人材の新規採用の面でも「あの会社は働きやすい」
との印象が強いほど、有利になるわけです。

これが逆に、社員一人に何らかのトラブルがあったら、もうそれだけで
会社のイメージが崩れてしまう…

で…

そのトラブルの1つとして、最近、取り上げられるのが「うつ病」って
コトです。

しかし、この「うつ病」ってヤツは、厄介でして…

人によって度合がマチマチ。症状もいろいろ。。

とりあえず、医師に診断してもらうことになりますが、医師の方でも、

　　コレって、うつ病･･？

診断に迷う場合も少なくないとか。

まぁ、一応はうつ病と言うことで、診断書を出しておくか…ってコトも
あるみたいで…

　　どうだった？
　　え…？
　　うつ病と診断されちゃったの？

会社としては、人手不足でもあり、何よりも引き継ぎしてもらわなくちゃ
いけないので、診断されているにもかかわらず、

　　ちょっとだけ、ね。
　　ちょっとの時間でイイからさ…

とか言って働かせると、コレがまた問題になっちゃう。。。

後々、本人が不調を訴えると、労災扱いされることもあります。

　　「うつ」だっつーのに、
　　働かされたんスよ…。

なんて言われて、労災が認定されて、ゴタゴタしちゃうわけで。。。

それと、うつ病で休職されて戦力にならないからって、

　　あいつ、もう辞めてもらうしかないナ

って、辞めさせちゃうと、今度は不当解雇と判断されることもあり
まして…

それで、やっぱゴタゴタしちゃう。。。

このように、うつ病は本人にとっても、会社にとっても、本当に
厄介なヤツです。

だからこそ…

もう一度、言いたいです！

社員一人一人が働きやすい環境を整えることは、経営者の優先業務です！

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タグ：経営者 うつ病 労災 休職