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買い物難民

高度成長期を迎え、1960年代後半から1970年代前半にかけて、
全国各地でニュータウンなどと呼ばれる住宅地が開発されま
した。

これは人口増加に伴う住居空間の開拓であり、山を切り開き、
森林を伐採するなどして、整備された例が多いようです。

で…

あれから約50年が過ぎ…

当時のニュータウンで、新婚生活を過ごしていたご夫婦も、今や
ご高齢に…

建物も老朽化が目立つようになり…

  何でここがニュータウンなの?

お孫さんからは、そんな質問を投げ掛けられることも。。

それよりも何よりも…

買い物難民…って言葉、聞いたコトありませんか?

特に、こうしたニュータウンにお住いの方々に多いそうです。

昔は、このニュータウン内にあったけど、老朽化なのか、来客数が
減ってしまい、やって行けなくなったのか、買い物する施設が
なくなってしまった!

気軽に自転車で行けるような距離にスーパーがない!

なにしろ山を切り開いて建設された場所柄、坂道ばかりで、自転車を
操るのは高齢の身にはこたえる!

仮にスーパーへ行ったとしても、たくさん買った物を運ぶのは、
重くて重くて…

雨の日なんて傘を持つのが手一杯で、とてもじゃないが…

  だったら自動車で行ったらイイじゃん!

って声も聞こえそうですが、

  自動車で行けるモンなら
  行ってるヨ!

自動車の運転が支障なくできる人ばかりではありません。。。

元々、運転免許を持っていない人だって、この世代の女性は少なくない
わけです。

毎日食べる物、着る物…、毎日使う日用品…

買いに行きたくても行けない!

これは、決してニュータウンに限った問題じゃなく、これからますます
買い物難民は、クローズアップされる問題だと思います。

  ネットで注文すれば?

とか、

  宅配弁当を利用すれば済むでしょ。。

確かに、そういった方法もありますが、ネットができない高齢の方々も
いらっしゃれば、毎日、宅配ではお金が掛かっちゃうと心配する方々も
少なくはないはずです。

この問題、僕自身、もしも80、90まで生きていたとして、その時に
歩いて買い物に行くことが出来るか?

などと言った不安が、実際にあるのです。。。

これからの小売店は、

  客に来てもらう。

だけではなく、

  客のところへ行く。

そうやって販売していく時代になってくるかも知れません。

ネットだけではなく、もっとアナログな方法で…

住宅街への移動販売、大型商業施設まで送迎サービス。。。

さらに、それこそ昭和的な御用聞き…

三河屋のサブちゃんです!

  ちわーっ!
  三河屋でーす!
  ご注文ありましたら承ります。
  お味噌ですか?
  お砂糖は?

これが復活することだって、充分あり得ると思いますね…。
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