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開店準備中の明石焼き店で…

明石焼きと言う食べ物がありますね。

その名の通り、兵庫県明石市の名物で、地元では玉子焼きと
言うそうです。

僕も2度ほど食べたことがあり、ふんわりとした生地の食感と
プリプリのタコの食感が、なかなか面白くて、それで上品な
薄口のおだしに浸してアツアツをいただく…

ソースやマヨネーズのこってりしたたこ焼の味とは別物です。

とてもおいしいですが、何故かたこ焼と違って全国区にまで
至らない。。。

たこ焼のように、爪楊枝があれば歩きながらでも食べることが
出来る気軽さに欠けるからでしょうか?

一概に言えないかも知れませんけど、料理としてのグレードは
断然、明石焼きの方が優っていると思いますが・・。

さて…

数ヵ月前のことですが、神戸市内の有名な明石焼きのお店が
火事になったそうで…

朝の8時前…

開店準備で鉄板に油を馴染ませるために火を点けたのはイイんですが、
ご店主は、火を点けたまま、その場を離れてしまって…

記事には「鉄板」と書いてありましたけど、明石焼きのお店では
鉄ではなく「銅版」を使うお店がほとんどで…

何しろ、鉄よりも熱の伝導率が高い!

おいしい明石焼きは、この銅版の熱伝導率の良さを利用することに
より、芯のタコに火を通し過ぎず、生地をほどよくふわっと焼き
上げると聞いたことがあります。

で…

その熱伝導率の良さがアダになったのか…

その場を少し離れた隙に、油に火が燃え移ってしまい…

このお店、木造二階建てだそうですが、全焼してしまいました。。。

ご店主は、何故その場を離れたのか?

どうやら別室でタコを洗っていたみたいでして…

開店準備で、明石焼きを焼くためにタコ洗っている間に、お店を
焼いちゃった…ってワケで。。

ついでに隣の民家の壁まで焦がしちゃって…

  一体どーしてくれンのよッ!!

って、隣家の奥さん、口から火を吐くほどの勢いで怒鳴っていた
とか…。

まぁ、こんな冗談言ってる場合じゃないですね。。。

これから空気が乾燥して火災が起きやすい時期に入りますンで、
火の用心に心掛けましょう。
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