もうちょっと上手いウソつこうや…。

人間、焦ったりしている時、的確なモノの見方や判断が
出来なくなってしまうことがありますね。。。

例えば、これは東京都江戸川区内のゲームセンターで起きた
事件ですが…

いつ頃からなのか知りませんが、売上金額が帳簿と合わなく
なってきたようで…

　　あぁ～、ヤバいなぁ～
　　なんで合わないンだろ･･?

と、頭を抱える契約社員の店長。

･･って、店長なのに契約社員？

この点がちょっと引っ掛かりますが、まぁ、イイとしまして…

どうして合わないのか？

この店長のくせに契約社員の男(33歳)が使い込んだのか？

はたまた、ここのバイトの誰かが使い込んだのか？

それとも、単純な記帳ミスなのか？

　　とにかくヤバい！
　　何とかして合わせなくちゃ…。

そこで店長、強盗に遭い、売上金を盗られたことにしようと
思いつきます。

で…

　　もしもし…
　　あ、あの…
　　知らない男が押し入ってきて、
　　それで、あの…
　　羽交い絞めにされちゃって…
　　金庫の中に入っていた金を奪われました。

ゲームセンターの事務所で店長は、110番通報しました。

駆けつけてきた警察官に、

　　3人組の男たちが現われて、事務所の
　　金庫から売上金を奪って逃げていった。

などと、虚偽の事情説明をします。

　　奪われた金額は？
　　いくら盗られたの？

真剣な面持ちで尋ねる警察官に、こう答える店長。

　　200万！
　　200万円です！

って、オイ、ちょっと待てや･･

200万って、まさか、200万円も帳簿と合ってなかったってコト？

まだ警察官は、この時点では虚偽であると思っていませんので、
さらに詳しい事情を聴き取ります。

店長の説明によれば、押し入ってきた男に羽交い絞めにされて、
そのまま事務所へ入り、そこで金庫から金を奪っていったとの
こと。

さあ、そこで…

警察官が事務所の中を見回してみると…

　　おおっ！
　　あそこに防犯カメラが取り付けられて
　　いるじゃないですか。
　　強盗たちが映っているはずですから、
　　見せてください！

これは有力な手がかりになると、警察官は早速、映像を確かめる
ことに…

が…

誰も映っていません。。。

当り前です。。。

　　ねえ、おかしいよね。。。
　　誰も映ってないじゃない。
　　どういうこと？

警察官に追及され、

　　すんません。
　　嘘ついてました。。。

虚偽を認める店長。偽計業務妨害の容疑で逮捕されちゃいました。

このように人間は、焦ったりしている時、的確なモノの見方や
判断が出来なくなるわけで…

　　毎日毎日、勤めているゲームセンターの
　　事務所だろ！？

　　そこに防犯カメラがあることくらい
　　知ってンだろ！？

･･ってコトです。

売上金が合わないから強盗に奪われたコトにしたいのならサァ…

もうちょっと上手いウソつこうや…。

カメラが設置されてない場所に強盗がいたことにしてサァ…

それで、脅されて事務所の金庫から現金を持って来させられて…

そう言うコトにしておいて、自分だけ金庫から現金を取り出す
映像を作っときゃヨカッタじゃん！

ま…、それでもバレるのは時間の問題でしょうけど。。。

それと、もうひとつ…

200万円も合わないとしたら、このゲームセンターのオーナー、

　　もっと前に気づけや！
　　今まで何を見てたんじゃい！？

この点が大いに気になりましたね…。

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タグ：店長 契約社員 ゲームセンター