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意味なんて欲しなければ…

バブル時代より少し前、都内の有名大学を卒業し、当時、
競争倍率が数千倍とも言われた大手テレビ局に見事、就職が
決定!

しかし、人間、一寸先は闇…

思い描いていた華麗な人生は、突如、崩れ去ってしまうの
です。

そんなドキュメンタリーをご紹介します。

・・・・Yさんは、大学卒業後、大手テレビ局へ就職し、営業局へ
配属されました。

当時、全盛と言われたバラエティや情報番組を作る「制作局」
への配属を希望していましたが、若さとやる気溢れるYさんは、
営業局での仕事を熱心にこなすことに…

とは言え…

営業局の仕事とは、ぶっちゃけ、広告代理店とスポンサーの接待。。。

そこでは、現代ならばパワハラ、セクハラと訴えられるような
事などは当たり前。。

毎晩毎晩、朝まで飲んで、家に帰るのは白々と空が明らむ頃…

家に帰れりゃイイ方で、そのまま眠らず得意先の会社玄関前まで
出向いて、役員たちをお迎えにうかがうことも。。。

で…

そんな仕事で身体はボロボロ…

2年経った頃、Yさんは社内で倒れ、即入院・・!

医師から、労災を申請してはどうかと薦められ、そのことを
会社へ告げると、Yさんへの扱い方が激変!

2週間ほどで再復帰したものの、営業ではなく人事局へ異動。。

その半年後は業務部へ…

そこは“お荷物社員”と呼ばれる社員らの巣窟でもあり、Yさんは
テレビマンらしい仕事を何ひとつ与えられず、毎日、雑務に追われる
ハメに。。

さらに、それから1年ほど後…

仕事振りがよろしくない…などと言われ、アルバイト契約を通告
されることに…

それで時給1000円という待遇に成り下がってしまうわけです。。。

社内の扉などの鍵開け、お茶出し、清掃…

そんな仕事で、手取り月収15万円。

アルバイト契約なのでボーナスは支給されません。。

そんな待遇でも、大手テレビ局に勤めていると言うプライドなのか、
Yさんは、今年で54歳になりますが、現在も続いているとのこと。

周囲から、

  あれほどの有名大学を出ているのに、
  あのザマか…。

など、陰口を言われることもあるそうで。。

なお、Yさんは裕福な一流家庭に育ち、背が高く、端正な顔立ちで
学生時代は大いにモテたとのこと。

ま…、この話は極端かも知れませんけど…

人間、万事塞翁が馬…ってコトです。

最後に、Yさんはこんなふうに言っていました。

  生きる…ってコトに対して、
  意味なんて欲しなければ、
  これほど楽な生き方はありません。

なるほどですね…。

もがいたり、よじ登ったりするのも悪くないけど…

あるがままに受け入れて、そのまま生きていく…

それも人生ってコトですかねぇ。。。
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