ウルトラセブン談義

僕より15歳から20歳、年上の人たち･･

ざっくり60歳前後の人たちですね。

この世代の人たち、特に男の人たちの少年時代は、スーパー
ヒーロー全盛期だったと言えます。

現代も続く「ウルトラマンシリーズ」「仮面ライダーシリーズ」
ともに、1960年代後半から70年代初期に放送が始まりました。

日本の特撮ヒーローの双璧であるウルトラマンと仮面ライダー。

両者とも、今から約半世紀前、当時の少年たちの心を鷲掴みに
して、文字通り、テレビに釘付けにしていたのです。

それから20年後･･

つまり、僕の少年時代･･

特撮ヒーローが居たことは居ましたが、どうも盛り上がり方に
欠けていたような…

その頃、1980年代にもウルトラマンは居ました。

ウルトラマン80です。

仮面ライダーですと、スカイライダーを観てた記憶があり、
その後、ブラックとかRXってのを観てました。

この80年代の特撮ヒーローは、どちらかと言いますと戦隊モノが
多かったように思います。

バイオマンとかチェンジマンなど･･

子どもですから、一通り観てましたけど、何だか途中で飽きて
しまうことがあって…

特に戦隊モノは毎回、同じようなパターンで…

あぁ、、またやってンなぁ…

って感じで観てたのを覚えてます。

ところが、僕が小学2年か3年生だった頃･･

夕方5時だったと思いますが、その時間に「ウルトラセブン」を
再放送していました。

それぞれのストーリーを正確に覚えてはいませんが･･

　　めっちゃカッコいい！

鷲掴みされたことは、ハッキリ覚えています！

同じ円谷プロ制作のウルトラマン80には大変申し訳ないですが、
セブンは本当にカッコよかった！

全てがカッコよかったです！

ウルトラセブンの造形、デザインはもちろん、アイスラッガーや
エメリウム光線などの必殺技も･･

ウインダムやミクラスなど、カプセル怪獣を操る設定も･･

ウルトラ警備隊のホーク1号、ポインター号などメカ群も精鋭で
凝っていたし･･

山岳が割れて、そこからホーク1号が現れ、発進したり･･

流れ落ちる滝の中からホーク3号が飛び立っていったり･･

この秘密基地も実によく出来ていると感動しました。

怪獣や異星人のデザインも見事だったと思います。

白と黒の斬新なデザインで、いかにも宇宙怪獣らしいエレキング･･

猛然と鳴き声を轟かせる大怪獣・ギラドラス･･

セブンが苦戦した元祖・合体式ロボットのキングジョー･･

異星人では、派手派手な色彩のメトロン星人･･

不気味と言うか、奇怪過ぎるワイアール星人など･･

インパクトが強烈で、しかも、精巧に出来ていたと思います。

実は、僕の仕事仲間であるUさん、Iさんもセブンの大ファン
でして･･

特にUさんは、僕より12か13歳上なので、リアルタイムで
ウルトラセブンを観てたと言います。

　　子どもの頃、オレ、アンヌ隊員を
　　嫁にしようって、本気で思っとった。。

Uさんが笑いながら、そう言ってました。

ひし美ゆり子さんが演じていたウルトラ警備隊の紅一点で
あるアンヌ隊員。

ハスキーボイスが印象的です。

主人公のモロボシ・ダン隊員に好意を寄せているような場面も
あって、単なる特撮モノだけに留まらないストーリー性が
あるとUさんは評していました。

Iさんは、リアルタイムではありませんが、小学生時代に
再放送で何度も観たと言っており、

　　ウルトラホークやポインターのプラモデル、
　　一通り持っていた。
　　マグマライザーって言う地底探検機も
　　持ってたんや！
　　今も大事に持ってたら、高く売れるかも
　　知れんかったなー。。。

そんなことも言ってました。

こうして今日、Uさん、Iさんと「セブン談義」に花を咲かせ、
改めて思うことと言いますと･･

1967年、放送開始されたウルトラセブン。

既に54年が経過している現在もなお、これだけ熱烈なファンが
いるわけで･･

日本の数多い特撮ヒーロー作品の中で、後にも先にも、最高
傑作であると断定できると思います。

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