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高級・老舗・日本一!!

江戸時代後期、天保5年(1834年)に加賀で創業した和菓子舗が
東京に店を移したのが1906年のこと。

ここの和菓子は値は高いものの、その味は「日本一」との定評が
あったと言います。

なにしろ他店に比べて2倍の値で売られていますので、そうそう
口にできる菓子ではなかったようです。

それでも顧客が定着し、高級和菓子を扱う老舗の菓子舗として
長らく商いを続けられましたが…

一昨年に破産してしまいました。

東京に店を構えて112年。

創業時からすれば184年も続いた老舗です。

そんな和菓子舗が何故、破産したのか?

コンビニらしいですね。。。

もちろん、この老舗が東京へ構えた頃はコンビニなんて
存在しませんでした。

1980年頃でも、全国で7000店にも満たなかったと言います。

それが20年後、2000年代になると4万店近くまで増加。

この和菓子舗が巨額の赤字を出したのもこの頃でした。

この頃、コンビニは消費者にとって、とても身近な存在に
なっていたわけです。

そんなコンビニが扱うスイーツも、販売初期においては、

  近くて便利だけど味はイマイチ…。

そんな声が多く聞かれたみたいですが、やがて大いに進化
していくわけです。

安価で、しかも質の高いテイスト!

そんなスイーツが続々と送り出されていきます。

それらの中にはブームを巻き起こすほどの商品も数々あり、
流行に敏感な若者は、コンビニでスイーツを買い求める
動きが強まります。

一方、従来の商品だけを売っている老舗の和菓子舗…

変わらぬ味を…と、支持する顧客も少なくはありませんが、
時代と共に、そうした古くからの顧客は減っていきます。

それに高級と言っても、そんな他店の2倍もの値段ですから
若い客などは寄り付きにくい店になっていたのです。

それが原因でした。。。

元々、この和菓子舗の商品は高い!との声はあがっていた
のですが、そんな意見を聞くことなく…

  高級・老舗・天保5年創業・味は日本一

それらに胡坐をかいていたのかも知れません…。

老舗ブランド商品には、それだけの高い価値があると思いますが、
それだけなのです。。。

時代の変化に応じ、新規商品の開発や従来品に手直しを加えるなど、
常に目を配っていなくてはならない…ってイイ教訓ですナァ。。。
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