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テキトーでイイんです

文部科学省によりますと、過労死ラインを超えて働いている
中学校教員は60%に上るとのことです。

また、心を病んで休職している教員は全国で5000人以上!

2000年に入った頃から、精神疾患と診断された教員が急増した
そうで、2007年からは、毎年5000人前後の教員が休職するように
なってしまったとのことです。。。

学校の先生と言えば「聖職」であり、教養人、または、文化人
として、地域の人たちから敬われる存在だったはずです。

  三歩さがって師の影踏まず

こんな言葉からも、学校の先生が、どれほど尊敬されていたか
わかることと思います。

なのに…

心を病んで、休職してしまうなんて…

熱心のあまり、毎日毎日、遅くまで働いていたり…

手に負えない生徒たちから殴られたり…

逆に生徒を殴ってしまって、その親たちから糾弾されたり…

僕が小中学校、そして高校へ通っていたのは、1980年代から
1990年代の前半あたりでした。

あの頃でも、校内暴力はありましたね。

いじめ問題もありましたし、不登校で顔を見せなくなった
ヤツもいました。

先生を殴るまではしませんでしたが、反抗的な態度、暴言を
吐くヤツはいましたね。

そうなると、先生も怒りを露わにして、そんなヤツらにビンタを
食らわせたり、スリッパで頭をはたいたりしてました。

僕も、何度もスリッパではたかれたクチです。。。

大きな木製の定規で、尻をはたかれたこともあります。。。

まぁ、こっちが悪いンで、叩かれても仕方がないと思い、
それ以上、反発はしませんでした。

それなので、僕の中学、高校時代は、大きな問題は起こらな
かったですね。

中学3年のクラスでは、いじめ問題がありましたが、いじめられて
いるヤツを護衛するヤツも数人いて、それで何とかバランスが
保たれ、本人もいくらか救われていた部分があったと思います。

高校1年の時は、夏休み明けに不登校者が3人も出まして…

うち2人は退学扱いになったのか、そのまま来なくなり、あとの
1人は、担任と生活指導の先生が何回も家庭訪問したり、部活の
仲間も訪ねるなど、そんなフォローをしていたみたいで、10月の
遠足の日から、いきなり顔を出すようになりました。

また、その頃は、ヤンキーブームと言いますか、反抗的な態度を
してイキがることが流行っていたようで…

よく先生と激しく口喧嘩をしていたヤツらもいました。

一番、イキがっていたヤツなんか、校長から竹刀で引っ叩かれて
いました。

それでも誰も文句を言わずに済んでいたようです。

それは、先生を尊敬していたと言うわけではなく…

かと言って、憎悪感があったわけでもなく。。

あの頃は、何となくテキトー感が漂っていたのかも知れません。

高校3年の時の話ですが・・

30代の社会科の先生で、見るからに“ひ弱”な感じなので、
最初から僕ら生徒たちに見くびられていたと言いますか、
ナメられてました。

授業中、誰もまともに、その先生の話など聞かず、しゃべり
まくっていたり、ふざけ合ったりして騒いでいたのでした。

そんなある日、その先生が、目を真っ赤にしながら、珍しく
大きな声で、

  そんなに大きな声で騒がないでください!
  隣の教室に聞こえたら恥ずかしいじゃ
  ないですか!
  僕の授業の時だけ騒がれていると思われたく
  ないじゃないですか!

そう言ったのです。

騒いでいるヤツらを立たせたり、引っ叩くわけでなし・・

騒ぐと迷惑だから静かにしろと言うのではなくて・・

自分の力量の無さを他に知られたくないから騒ぐなと言う
わけです。

僕らはシーンとしました。

妙に心打たれるモノがあったのです。

授業は静かに聞くのが当たり前とか、騒ぐと周囲に迷惑だとか、
そんなコトではなくて、保身的な観点で、生徒に注意した
この先生。。。

コレです!

これでイイんです!

素直な気持ち!

まずは自分を見る!

教育熱心、生徒のために…ってコトじゃなくて、テキトーに
過ごして、まずは自分を大切にしていったらイイですよ。。。
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