撃たれた雌ライオン

傍観者は、時に無責任な発言や、態度を表してしまうもので。。。

これは、ベルギーの首都・ブリュッセルから、さほど離れていない
メッヘレンという町にある動物園で、飼育されていた1頭の雌ライオン
が逃げ出したお話です。

ライオンが逃げ出してしまった原因については、詳しく記事に
書かれていませんけど、明らかに職員のミスによるものだった
とのことです。

まだお昼前のことで、この日も多くの来園者でにぎわっていた
そうで･･

とりあえずと言うことで、来園者たちは職員の事務所に避難したり、
遠足で訪れていた子どもたちは、乗ってきたバスの中に･･

いやぁ～、大騒ぎだったと思いますよ！

これがシマウマとかラクダだったら、まぁ、

　　おい、シマウマが逃げ出したそうだぞ！
　　みんな気をつけてナ！

こんな程度だったかも知れませんけど･･

いくら雌とは言え、ナンっつったって肉食獣・ライオンですから！

　　おいっ！
　　大変だ！大変なコトになっちまった！
　　ライオンが逃げ出したってヨ！

　　えっ！
　　マジかーっ！

　　わぁぁーー！
　　ヤバいよ、ヤバいよ！

怖くて震え上がった来園者、たくさんいらっしゃったと思いますね。

で…

ここは当然、警察へ通報し、助けを求めるわけで･･

ライオンが逃げ出してから3時間が経過･･

その間、麻酔で眠らせて捕獲しようと試みましたが、2度の失敗。。。

ライオンは、来園者が避難している観光列車へ近づいて行きます。

あと10メートル…

ここで銃を発砲した警察官。

見事にライオンを射殺しました。

いやぁ～、一人もケガ人が出なくてヨカッタ☆

めでたし、めでたし☆

･････とは行かなかったようで･･。

ライオンを射殺した警察に非難、批判が集中！

動物福祉相と言う役職のおエラい先生まで、メディアを通じて、

　　ライオンの死は、恐ろしく
　　理解しがたい出来事だ！

などと痛烈に批判したそうで。。。

･････記事の内容としては、以上です。

どうですか？

本当に射殺した警官、警察は、非難されなきゃいけないンですか？

射殺せずに何とかして捕獲しろ！ ってのは、あまりにも無責任じゃ
ないかと思うんですがねぇ…。

もし、列車を襲ったライオンが、来園者に噛みついたりしたら、
その時は、どーするンですか？

人命より、動物愛護…ってコトですか？

　　そもそも、職員がミスしたから逃げ出したンだろ！
　　わりぃーのは職員だ！

って、職員に批判を集中させても、これまた･･

無責任に、誰かを批判したり、罪のない動物への虐待行為だ！ なんて
非難したり･･

傍観者だから出来るコトですね。。。

この動物園の、その時の現場には「ライオンは射殺された」と聞いて、
胸を撫でおろした来園者だって、何人かいたと思いますよ。

　　殺されたのは可哀そうだけど、
　　でも、仕方がなかっただろう。
　　そうでなけりゃ、私たちが
　　痛い目に遭ったかも知れない。。。

そう考えた来園者の方々も、結構いらっしゃったんじゃないかと
思うんですが…。

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タグ：ライオン 無責任