これはもう運命やと思って…
仕事仲間のIさんは、勤め先の中では、おしどり夫婦として
知られています。
でも、僕は、Iさんの奥さんに会ったことがありませんので、
奥さんの容姿、性格については何も知りませんし、その夫婦仲の
良さを、この目で確かめたわけではありません。
けど…
おしどり夫婦と噂されると言うことは…
それだけ仲がイイんでしょうね。
それで今日、Iさんと一緒でしたので、前々から一度聞いて
みたいと思っていた質問を投げてみました。
Iさん、これまでに一度も
奥さんと別れたいと思ったコト
ないんですか？
するとIさん、
何や、おまえ、いきなり…
と、言ってから、
そうやなぁ…
一度もないと言ったらウソになるかな…
そう答えてくれました。
やっぱ、そうなんだ！
Iさんだって、奥さんと別れたいと思ったコトあるんだ！
そう思っていると…
っつーか、おまえ、何で
そんなコト聞くんや？
まさか、おまえ…
離婚しようと考えてるンか？
と、逆に質問されてしまいました。。。
いや、違いますよ。
今、別に離婚しようとは思って
ないですけど、これまでに何度か
別れようかなぁ…って思ったコト
あるんで…。
それでIさんはどうだろうなぁ…って
思って。。
僕は、正直な気持ちを言いました。
Iさんは、少し笑って、
まあ、結婚してから一度も別れようと
思ったコトがない夫婦は、100組に1組
くらいの割合だと思うナ。
いや、1000組に1組かも…。
たいてい、結婚してから3年…、
少なくとも5年経った頃に一度は
別れようと思うコトがあると
思うんや。
そう言い、Iさん自身も、3年目に離婚を考えたことがあると
言いました。
けどな…
これは仕方がないンや…。
結婚する前、お互いに知っているつもりでも、
一緒になって初めて相手のことを知ることが
いくつもあるやろ？
それを知って、不満を感じたり、幻滅したり…
それはお互い様なんや…。
オレの女房だって、オレと別れようと
思ったコトは何度かあると思うんや。
けど、まぁ、子どもも居て、片親じゃ
可哀そうだと思って…
と、Iさんは、ここで遠くを見つめるような目になり、
不満があって、幻滅があって…、
それを乗り越える…って言うと
大袈裟かも知れんけど、とにかく
現実を知って、期待ばかりすることを
やめて…
それが夫婦なんや…。
家族なんや…。
まあ、相手が余程ひどい暴力を振るうとか、
不倫してウチに帰って来ないとか、
めっちゃ金遣いが荒くて食って行けないと
言うんなら話は別やけどナ。。
そうでなければ、これはもう運命やと思って、
仲良く暮らして行った方がお互いの幸せに
つながると思うんや。
Iさんは、ちょっとだけ諭すように話してくれました。
さすがだなぁ…
やっぱ、Iさん、さすがだなぁ…。
ポンと、Iさんは僕の肩を叩いて、
ま…、おまえの奥さんが、どんな人かは
知らんけど、もう20年近く、一緒に
暮らしているんやろ？
不平不満はお互い様や。
おまえが奥さんに不満を感じている分、
奥さんは、おまえへの不満を持っていると
思うんや。
そう言って、頷いて見せるのでした。
僕は、何だか気が軽くなったような…、そんな思いでした。
しかし…
これはもう運命やと思って…
仲良く暮らして行った方がお互いの幸せにつながる…？
果たして、そうだろうか？
Iさんは、ウチの悪妻を知らな過ぎるンじゃ…？
そんな思いもよぎるのでした。。。
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知られています。
でも、僕は、Iさんの奥さんに会ったことがありませんので、
奥さんの容姿、性格については何も知りませんし、その夫婦仲の
良さを、この目で確かめたわけではありません。
けど…
おしどり夫婦と噂されると言うことは…
それだけ仲がイイんでしょうね。
それで今日、Iさんと一緒でしたので、前々から一度聞いて
みたいと思っていた質問を投げてみました。
Iさん、これまでに一度も
奥さんと別れたいと思ったコト
ないんですか？
するとIさん、
何や、おまえ、いきなり…
と、言ってから、
そうやなぁ…
一度もないと言ったらウソになるかな…
そう答えてくれました。
やっぱ、そうなんだ！
Iさんだって、奥さんと別れたいと思ったコトあるんだ！
そう思っていると…
っつーか、おまえ、何で
そんなコト聞くんや？
まさか、おまえ…
離婚しようと考えてるンか？
と、逆に質問されてしまいました。。。
いや、違いますよ。
今、別に離婚しようとは思って
ないですけど、これまでに何度か
別れようかなぁ…って思ったコト
あるんで…。
それでIさんはどうだろうなぁ…って
思って。。
僕は、正直な気持ちを言いました。
Iさんは、少し笑って、
まあ、結婚してから一度も別れようと
思ったコトがない夫婦は、100組に1組
くらいの割合だと思うナ。
いや、1000組に1組かも…。
たいてい、結婚してから3年…、
少なくとも5年経った頃に一度は
別れようと思うコトがあると
思うんや。
そう言い、Iさん自身も、3年目に離婚を考えたことがあると
言いました。
けどな…
これは仕方がないンや…。
結婚する前、お互いに知っているつもりでも、
一緒になって初めて相手のことを知ることが
いくつもあるやろ？
それを知って、不満を感じたり、幻滅したり…
それはお互い様なんや…。
オレの女房だって、オレと別れようと
思ったコトは何度かあると思うんや。
けど、まぁ、子どもも居て、片親じゃ
可哀そうだと思って…
と、Iさんは、ここで遠くを見つめるような目になり、
不満があって、幻滅があって…、
それを乗り越える…って言うと
大袈裟かも知れんけど、とにかく
現実を知って、期待ばかりすることを
やめて…
それが夫婦なんや…。
家族なんや…。
まあ、相手が余程ひどい暴力を振るうとか、
不倫してウチに帰って来ないとか、
めっちゃ金遣いが荒くて食って行けないと
言うんなら話は別やけどナ。。
そうでなければ、これはもう運命やと思って、
仲良く暮らして行った方がお互いの幸せに
つながると思うんや。
Iさんは、ちょっとだけ諭すように話してくれました。
さすがだなぁ…
やっぱ、Iさん、さすがだなぁ…。
ポンと、Iさんは僕の肩を叩いて、
ま…、おまえの奥さんが、どんな人かは
知らんけど、もう20年近く、一緒に
暮らしているんやろ？
不平不満はお互い様や。
おまえが奥さんに不満を感じている分、
奥さんは、おまえへの不満を持っていると
思うんや。
そう言って、頷いて見せるのでした。
僕は、何だか気が軽くなったような…、そんな思いでした。
しかし…
これはもう運命やと思って…
仲良く暮らして行った方がお互いの幸せにつながる…？
果たして、そうだろうか？
Iさんは、ウチの悪妻を知らな過ぎるンじゃ…？
そんな思いもよぎるのでした。。。
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Facebook コメント
この歳になって教えられました！
by LargeKzOh (2017-12-06 22:14)
LargeKzOhさん、いつもありがとうございます。
Iさんの言葉、僕にとっては精神修行ですね…。
またよろしくお願いします。
by あべしん (2017-12-07 07:53)