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不動のラーメン

今やラーメンも多様化しているようで、実に様々です。

が…

その時代ごとに流行りがあるようですが、そんな時代とか
流行とか、今風とか、そう言った言葉を寄せ付けない…

言わば、不動のラーメン!って言いますか…
ramen_oh1702.jpg

そんなラーメンをお昼に食べました。

大盛で700円でした。

まず、不動のラーメンは店構えからして違うのです。

ローカル線の駅前。昼なのに淋しげな町の雰囲気。

その中にひっそり、本当にひっそりと暖簾を出している
古くて小さなラーメン屋さん。

入口はガラス引戸で、ガタガタッてスムースに開けられ
ないところに趣を感じます。。。

一歩、中へ入ると常連らしい客ばかり。

みんな、背中を丸めてラーメンを啜っているのでした。

僕も、意識的に背中を丸めて、

  ラーメン…、
  大盛できますか?

色黒でヤセ型の60代、いや70代の店主に尋ねましたら、
100円増しでできると答えてくれました。

5、6分待って、テーブルに運ばれたラーメン大盛。

一目見て、

  これだ!

って感じるモノがあったです。

飾らず、驕らず…

だけど実がある!

そんなラーメンに出会ったように思ったです。

チャーシューは、やたらちぎれた部分がたくさん入って
いて、それでもトロ~っとやわらかく、旨味たっぷりです。

麺はストレート中太で、最初のひと噛みは“もっちり”
続いて“シコシコ”とした歯応えが絶妙です。

スープは飽きの来ない純正しょうゆ。鶏ガラとか豚骨とか、
魚介系など複雑に素材が絡み合ったダシ感の深い味わい。

もやしがバラバラと丼の中に散らばっていて、ネギは雑に
カットされていて、こちらは多めに入っています。

具はこれだけです。

チャーシュー、もやし、ネギ…以上。

  そうだ、これでイイんだ!
  このラーメンは30年、40年、
  ひょっとしたら50年前から、ずっと
  この盛り付け、この味だったんだ!

そんな確信がありました。

そして、今でも充分に通用する味。

これはもう間違いなく不動のラーメンだと思いました。
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