ニッポン大氷河期

現在、労働者の3人に1人が非正規だと言われています。

これは男女合わせてのことで、性別で見た場合、女性の方が
非正規の割合は高まっています。

とは言え…

最近の有効求人倍率は、1.2倍を超えていますが、正社員に
限れば、その倍率は0.76倍と1倍を下回っています。

つまり、非正規に対しては、求人数が求職者数を上回って
いる状況であるということです。

これに伴いまして…

1990年後半から2000年代半ば…

この期間は就職氷河期と言われており、今、30代半ばから
40代前半あたりの世代の人たちは、厳しい就活を送り、
この頃から非正規として働き続けている人、少なくないと
聞きました。

そして今…

　　労働賃金アップ

　　雇用環境の改善

そんな政策を打ち上げようとしているようですが、先に
書いたように、実状として正社員の求人数は決して高い
わけじゃありません。

ですから、非正規で働いている30代半ばから40代前半の
人たちにとって、就労環境改善は、あまり期待できない…

それに、これぐらいの年齢になれば、ますます条件的に
厳しくなるのが現実。。。

厚生労働省の調べによりますと…

　　雇用保険加入率（非正規）65.2％（正社員）99.5％
　　健康保険　　　　　　　　52.8％　　　　　99.5％
　　厚生年金　　　　　　　　51.0％　　　　　99.5％

この通り非正規の場合、現行においても将来においても
厳しい条件を背負ってしまっているわけです。

このまま非正規で働き続けるとしたら、いつか生計が立て
られなくなる！？

そう言うことじゃないですか？

これらの数字を見る限りでは…

厳しい条件のまま、年齢だけが重ねられていく…

僕にとって、これは他人事じゃありません。極めて身近な
問題です。

今、僕は正社員扱いで働かせてもらえてますが、この先、
このまま働けなくなる可能性は充分に考えられることで…

そうなれば、これらの厳しい条件を背負うことになる
可能性は大です。

そうなった場合のセーフティネット…

賃金とか雇用環境も大事ですけど、ここの部分を充実させ
ないと、20年、30年後、この国はホントに氷河期を迎えて
しまうんじゃないですか？

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タグ：非正規 正社員 賃金