金を稼ぐことが目的で…

今も、いろいろな中国製品を安い値段で買い求めることが
出来ますね。

「世界の工場」と呼ばれる中国では、低賃金で豊富な労働力に
支えられ、圧倒的に安い価格で、主要各国に製品を輸出する
ことが出来ました。

が…

それも過去の話になりました。。。

中国では、賃金の上昇が進み、高齢化による労働力縮小も
あって、これまで通りの価格競争力を保つことが難しく
なったのです。

でも…

今も中国製品は、何だかんだ言って安い！

その理由としてあげられることの一つに…

中国に密入国する違法労働者が後を絶たないからです。

これを中国側としても、見て見ぬフリをしています。

価格競争力を保つため…、「世界の工場」であるために…。

違法労働者は、主にベトナム、ミャンマー、ラオスから
やって来るそうです。

彼らは、もちろん「金を稼ぐ」ことが目的です。

低い低いと言われながら、中国で働けば、自国よりも賃金は
高く、稼ぐことが出来るようです。

中国側としましては、当然かも知れませんが、違法労働者に
関するデータは公表していません。

そのため推計値になりますが、輸出関連工場が集まっている
広東省の特定エリアだけでも、約3万人の違法労働者がいると
言われています。

中でもベトナムが最も多いそうです。

中国とベトナムと言えば…

南シナ海の領有権をめぐって対立していますが…。

それでも、ベトナム人が違法と知って、中国を目指す意欲は
旺盛のまま。。。

僕は、度々、ここで書いてますけど…

こうしたことは一概に悪いコトとは思えないのです。

法を犯すことは確かに悪いコトだと言えますが、金を稼ぐため
やって来たベトナムの人たち…

価格競争力を保つために目をつぶる中国…

それぞれ利害がある上での「悪いコト」は、単純に悪いと
決めつけられない…と思っています。

ましてや…

そんな違法労働者が働いて作った製品を、僕らは手にしている
かも知れないのです。。。

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タグ：ベトナム 稼ぐ 違法労働者