山東省産キムチについて

キムチと言えば、韓国のソウルフードですね。

そのキムチ、実は韓国において生産が空洞化しているとの
ことです。

韓国のキムチ製造業者は、数年前からコスト低減のため、
中国へ進出し、自国に輸出する…、そんなスタイルに変化
したのです。

中国は山東省、この地は、中国でも屈指の野菜産地であり、
ニンニクの作付面積は中国国内で第1位。

と言うわけで、山東省産キムチが、韓国の食卓を占領している
と言っても過言ではないほどで、対韓国輸出量は年間20万トンを
超えているとか。

韓国から見れば、輸入キムチの80％ほどが山東省産になるそう
です。

ソウルフードであるキムチも、自国での生産より輸入による方が
多くなっているようで、これも時代の流れ…

ま…、これは韓国だけの話じゃなく、日本でも、タクアンや
シバ漬けなど、漬物類を中国から輸入していると聞いたことも
あります。

これも、やはりコストの問題なんでしょうねぇ。。。

僕の近所に住んでいるおばあさんが、時々、自分で漬けた
きゅうりや大根などのぬか漬けを分けてくださいます。

市販品とは比べ物にならない自然な味わいに、毎回、僕は
感激しています。

昔は、各家庭にぬか床があって、そこで野菜を漬けることが
当り前だったと言う話も聞きました。

手間が掛かる、面倒臭い、手が臭くなる…など今じゃ敬遠
されてしまいましたが、とても身近な発酵食品だったわけで。。。

ささやかに家庭内で、家族が食べる分だけ生産されていた漬物…

家庭から工場で量産され、さらに海外から輸入することに…

キムチを含め、漬物って、そこまでするモンなんですかねぇ…って
改めて思っちゃいました。

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タグ：漬物 キムチ