さといもの味噌汁

今朝の味噌汁は、さといもと油揚げが具に入っていました。


僕は、さといもの味噌汁が大好きで、このさといもから出る
風味、旨味が何とも言えず深くて奥行きがあり、味噌汁の
味わいが、他の具とは格段に違うように感じます。

そして、さといもの少しねっとり感のある歯応え…

熱々でほっこり、もっちり…、

やっぱり、ねっとりと表現した方がピッタリですね。

舌の上にとろみを感じさせ、素朴な味わいのさといもは、
味噌との相性バツグンだと思います。

今朝はさといもの味噌汁でしたが、豚汁になると、ますます
さといもは欠かすことが出来ません。

さといものない豚汁は、名脇役が居ないドラマのようで、
何となく落ち着かないと言うか、完成度が低いと言うか…

こうして見ると、さといもって地味ながら素晴らしい実力の
持主と言えるんじゃないですか？

主役を演じることが出来るほどの実力派でありながら、敢えて
脇役に徹する…

そんな感じです。

さといもは煮物でも実力派ですが、こうして汁物…、味噌汁の
具になった方が、さといも本来の滋味が味わえるように思います。

ところで…

この味噌汁のさといもが口の中に入っている段階で、ごはんを
掻っ込んで、口中で混ざり合うと、何故か僕は「郷愁」という
文字を思い浮かべます。

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タグ：さといも 味噌汁