お見事！吉野家戦略

昨年12月に吉野家は牛丼(並)を300円から380円に値上しましたね。

金額としては80円ですが、単価300円に対して25％以上と言う高率の
値上を実施したわけです。

吉野家は、

　　10％以上の客数減を覚悟している

と、値上によって来店客が大きく落ち込むことを予測していました。

実際、値上後は毎月、前年比8～9％減で推移しているそうです。

が…

売上は前年比で微増、または横ばいになっているとのこと。

これにより営業利益は大幅に向上！

これまで牛丼安売り競争にさらされ、利益を削ってきたようですが、
思い切った値上により、客が減って、売上は何とか横ばい…

それでも利益が大きく改善されたということです。

さらに…

牛すき鍋膳がヒットしたとのことで、これも売上に貢献したそう
です。

僕も牛丼は大好きです。

　　どうしても牛丼が食いたくて、
　　食いたくて、堪らないッ！！

って時があります。

　　でもなぁ…
　　80円も値上がりしたからなぁ…

と思い、別の牛丼店へと流れた客も少なくなかったでしょう。

　　どうしても吉野家じゃ
　　なくちゃ！

という根っからの吉野家ファンも多いことでしょう。

そう言ったファンに支えられ、微増収・大幅増益が実現したのだと
思います。

　　5％とかじゃなく、どうせなら
　　思いっきり値上げすれば客も大きく
　　減るけど、ファンさえ囲っていれば
　　何とか売上は保つことが出来て、
　　しかも大幅に利益を増やすことが
　　出来る！

そんな経営戦略を吉野家に感じました。

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タグ：牛丼 吉野家