食費…ひと月3600円

7月1日から施行予定の改正生活保護法…

就労自立の促進を目的として施行されるそうですが、
それに関連した記事を見つけました。

それは、現在、生活保護を受けている40代で一人暮らしの
女性を紹介したものです。

彼女は以前、小学校の教員でしたが結婚後に退職しました。

ところが結婚後はDVに遭い、離婚することに。。。

その後、教育委員会に勤務しましたが、そこでパワハラに遭い、
精神を病み、退職するハメになったとのことです。

そんなことがあって、彼女は生活保護を申請し、受給して
2年目になるそうです。

すでに生活保護の基準は引き下げられ、今、彼女の食費は、
ひと月3600円…。

一日当たり120円…。

受給額が削られ、食費を切り詰めたわけですが、月々3600円で
どんな食事ができるのか？

それが記事の中で紹介されていました。

　　ほとんどハヤシライスまたはカレーライスを
　　作って食べています。
　　それから茹でた野菜、野菜の煮つけを作る時も
　　あります。
　　夜は食べずに、一日2食の日も結構あるんです。

　　カレーには必ず缶詰の大豆を入れます。
　　肉は少しだけ…、挽き肉を使います。
　　カレーやハヤシのルーは、近所のドラッグストアで
　　底値になった時を狙って買います。
　　1箱128円になる時があるんです。
　　それを1箱を使えば、3～4日分になります。
　　私、カレーは大好きだから、3、4日続けて
　　朝、昼に食べても平気なんです。

　　野菜は見切り品を買ったり、特売品を買って、
　　下処理して冷凍しておくこともあります。
　　やっぱり栄養のこと考えると、野菜はちゃんと
　　摂りたいですから…。

彼女の「生の声」として、こう紹介されていました。

食費はひと月3600円…、

カレーライスと茹で野菜…、一日2食…、

こういう生活を強いられてしまった人もいるんです…。


以前は児童たちから「先生」と慕われ、教壇に立っていた…、

幸せを夢見て結婚を選択した…、

でも、裏切られて傷つき、別れることに…、

そして、再起を決意して、勤めに出た先でも傷つけられ…、

心を病み、世の中、面白くも何ともないと思ったでしょう。

それでも生きていかなければいけないのか？

それとも、とりあえず生きれるだけ生きて行こうと言うのか？


改正生活保護法…、

就労自立の促進を目的として…と言われていますが、
彼女のような目に遭った人が、どれだけいるんでしょう？

寒さで弱っている人の衣服を剥ぎ取るような改正に
ならなければ…、と思いますね。

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タグ：食費 生活保護