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“真のセレブ”養成スクール

1億6000万円以上の資産を持つ、いわゆる富裕層は現在、
中国に100万人以上いるそうです。

ここ数年、急速な経済成長を続けてきた結果、中国では
富裕層が増加しました。

が…、

そんな中国の富裕層に対して、

  贅沢品大量買いの成金

というイメージが世界的にはあるとのこと。。。

欧米で販売された高級ブランド品の約6割は、中国人が
購入したという統計もあるそうです。

贅沢品を追い求め、ブランド品を買いあさる中国富裕層の
姿は、世界中の人々を驚かせたと言います。

が…、

コレって、20数年前の日本と同じじゃないでしょうか?

あの頃、日本はバブル全盛の時代…、

大金が懐に転がり込み、鼻高々でブランド品を買いあさって
いた日本人、多かったと聞きますが。。。


さて、中国の富裕層の話に戻りますが、一部の富裕層…、

特に女性は、単にブランド品を買いあさるだけでなく、
真のセレブを目指し、“本物のマナー”を身につけるために
お金をかけているそうです。

  瑞雅礼儀

何て読むのか分かりませんけど、コレ、北京にある
マナーや儀礼を特訓するスクールの名前です。

このスクールには、既婚女性用と未婚女性、それぞれ分かれた
コースがあるとのことで、3ヵ月間に渡って毎週1回開かれる
そうですが、費用は日本円にして約150万円!

3ヵ月、週1のペースということは、講義回数がおよそ13回と
いうことになりますか?

ってコトは、1回あたり11万5000円ほど!?

まさにセレブにふさわしい受講料と言えますね!

で…、

そんなバカ高い受講料の講義で、どんなことを学ぶかと
言いますと…、

北京にある豪華なホテルで、1個のオレンジをフォークと
ナイフを使って、いかに上品に食べるかを学ぶ…そうです。。。

オレンジの皮のむき方、種の出し方まで、上品に振る舞うよう
講義を受けるそうです。

もちろん、毎回、わざわざ豪華ホテルを借りてオレンジ1個を
食べるばかりじゃありません。

美術史、フラワーアレンジメント、服装の装い方、それから
ゴルフに乗馬など、いかにもセレブ系のスポーツも学びます。

でも、最も多くの時間が割かれるのはテーブルマナーだそうで、
一流のフランス料理シェフを雇い、フォーク、ナイフの他、
各種食器まで、すべてフランスやドイツから取り寄せた、
本物のセレブ御用達の品々を用意しているとのことです。

だから費用もバカ高くなるわけですが、学びに来る女性たちは
最高のモノを使って、本物のマナーを身につけることが出来る
ので、充分な価値があると満足しているようです。


  贅沢品大量買いの成金

そんなイメージを払拭し、彼女たちは成金ではなく、
文化と礼儀ある真のセレブとして、変わろうとしている…。

ま…、僕には見えにくい世界ですけど、イイことじゃないですか。

日本では、こういうスクールが開設かれる前にバブルが
はじけちゃったから、真のセレブが少ないのかも知れない
ですね。。。
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