身の丈を知る

今の自分は本当の自分じゃない。

自分には、もっと大きな力があるんだ。

自分は、こんなことをするために生まれてきたんじゃない。


青い鳥症候群…って言葉、ご存じでしょうか？

これは、現在の自分は本来の自分ではないと思い込み、
現実と理想のギャップを受け入れられない状態を指す
そうです。

この青い鳥症候群は、最近の若者に多く見られるとのことで、
理想を追い求め、定職に就かず、転職を繰り返している
人の中にも、この症状に当たる人が少なくないそうです。

人並みの…、それ以上の能力があるのに、

　　自分は、こんなことをするために
　　生まれてきたんじゃない。

などと思い、仕事を辞めてしまい、転職しては辞め、
また転職しては辞め…、


僕自身、30になる前まで、

　　いつまでもこんなコトしている
　　わけにはいかない！

なんて思うことがよくありました。

かと言って、何をしたいのか具体的に描くこともせず、
ただ、オレにはもっと大きなコトができるんだ！…という
思い込みだけが前面に出ていただけでした。

今年、37歳になるわけですが、今でも時々、そんなアテの
ない思いがもたげてきます。

でも、その後すぐ、

　　いや…、やっぱりオレには
　　大きなコトが出来ない。
　　出来てりゃ、もうやっているはずだ…。

という諦めのような思いが、どんよりと頭の中に垂れこめて
くるようになりました。

それだけ歳をとった…ってことです。

青い鳥症候群とは言うものの、若者だったら誰でも
自分自身を過信し、期待し、少しは自惚れたりするモンじゃ
ないでしょうか？

それと併せて、どうしようもない現実にさらされ、少しずつ
自分の力を、自分の身の丈を知っていくわけです。


転職を繰り返すことが悪いコトではないですし、ひとつの
会社で勤め続けるコトが良いとは言い切れないと思います。

僕は、まだ転職したことはなく、今の仕事を続けていますが、
この先、ずっと続けるかどうか、それは自分でもわかりません。

でも、現実と理想のギャップに耐えられず、勤め先を変える
ということはないでしょう。

もう、そんな歳じゃなくなってますから。。。


転職する、しないは別として、少しでも早く自分自身の
身の丈を知ることで、次の行動を決めることが出来る…って
コトもあると思います。

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タグ：青い鳥症候群 転職