ちょっと待った！マイホーム

来年4月からの消費税増税、金利も最低と言われている今、
マイホーム購入をお考えの人、少なくないみたいですね。

でも、消費税が上がる前に買った方が本当にお得かどうか…。

何しろ、住宅ローンという大きな借金を抱えることになり
ますからね。

まずチェックしなければならない基本的なこととして、

●頭金と諸費用として、マイホーム物件価格の30％相当が
　手元にあるか。

●購入しようとしているマイホームに住む家族構成は固まって
　いるか。

この2点があげられますね。

最近は住宅ローン競争の激化もあって、頭金ゼロで組むことも
できるようになりましたけど、頭金ゼロで借入額が大きくなれば、
その分、利息負担も増え、返済期間が長引くことも…、

そんなリスクを減らすためにも物件の30％相当を目安にお金を
蓄えておいた方が無難です。

この先、まだお子さんが生まれることもあるでしょうし、親を
呼んで一緒に暮らすこともあり得ます。

買ってから、部屋が足りない！と言っても後の祭り…、

家族構成を考慮した上、マイホーム物件を決めることも重要です。


それと、最近、耳にすることが多いんですけど、マイホームの
取得にかかる消費税を過大に見積もっている人がいらっしゃる
ようで…、

不動産価格のうち、消費税が課税されるのは建物部分のみです。
土地代には消費税はかかりません。

例えば、今は不動産価格4000万円×5％＝消費税額200万ですが、
来年4月になれば、不動産価格4000万円×8％＝消費税額320万
ということで、120万円も負担が増すと思っている人は間違いです。

不動産価格4000万円のうち、土地代が4割、建物代が6割とすると
消費税の課税対象額は、6割分である2400万円です。

ですから、2400万円×5％＝120万円が今の消費税額になり、来年の
4月からは、2400万円×8％＝192万円で、差し引き72万円の負担増
になります。

他に、不動産会社を仲介して、個人の売主から中古住宅を購入する
場合には消費税はかかりません。

マイホームを売却する方が一般の人なら、消費税の課税業者とは
ならず消費税は課税されないのです。

この場合ですと消費税増税による負担増は、不動産会社へ支払う
仲介手数料、登記手数料にかかる消費税分の差額になります。

いかがですか？

僕の周囲でも、マイホーム購入をどうするか…、ご検討されて
いる人が何人かいらっしゃるので、こうしたことをお話して
います。

消費税が上がるから！

と言うだけでなく、手持ちのお金、ご家族の構成も改めてチェック
なさってみては…。

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タグ：マイホーム 不動産 住宅ローン