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日本は世界5位の農業大国
JA(農業協同組合)について、いろいろ掲載している記事が
最近、多くなっているような気がしますが、いかがでしょう?
JAは農家のための組織だったはずだが、今やJAは日本の農業の
成長を抑制している!!
という記事がありました。
その中で、JAのブランド独占という事象が問題に取り上げられて
います。
具体的には「石垣牛」
沖縄、石垣島とその周辺の島で肥育された牛を示すわけですが、
有名な松阪牛、前沢牛などのブランド牛も元はと言えば、ここで
肥育されているそうです。
牛の肥育に適した環境なのかどうか、詳しいことは知りませんが、
とにかく石垣島で肥育した牛を「石垣牛」ブランドとして売り込もう
と地元生産者も奔走してきたそうです。
が…、
2008年、JAおきなわは、石垣牛を地域団体商標として登録し、
この商標を使うには、JAから、輸入飼料の3~5倍も高い飼料を使う
ことを条件としており、そうでなければ石垣牛ブランドとして
認めてもらえないそうです。
それで、認められていない石垣牛を買い取ることは出来ないとして
取引が打ち切られることも度々起こったとのことです。
このほか、聞いたことがある人も多いと思いますが、アグー豚という
琉球在来種の黒豚…、
これもJAおきなわが「アグー」の商標権を取得したために、本来の
アグー豚を生産する農家が、このブランドを名乗れない状態になって
いるそうです。
このようにブランドを独占して農家を縛りつけてしまっている
状態が問題視されているとのことです。
そう言われてみると…、石垣牛やアグー豚って、あまり聞かないんじゃ
ないですか?
こうして、JAが農業の成長を抑制しているという事例以外に、農家は
高齢化が進み、主業生産者の平均年齢は66歳と言われています。
毎年、リタイアする生産者は増えており、今後、5年から10年後には
一気に生産者が減り、国産の米価が高騰する恐れがあるとの指摘も
あるそうで、日本の農業をとりまく状況は悲観的です。。。
とは言え、一方で、日本は「世界第5位の農業大国」とも言われて
いますし…、
それに、急増している耕作放棄地を資源と見なし、農業に参入する
企業も増えてきました。
農林水産省によりますと、2009~2012年の3年間で、新たに農業に
参入した法人は全国で1071だったとのこと。
モスフードが、ハンバーガーに適したトマトを栽培したり…、
カゴメはトマトジュース用の生鮮トマトを栽培…、
カルビーはポテトチップに加工するジャガイモを…、
伊藤園は「お~いお茶」の茶農業を営んでいますし…、
ローソンは生鮮コンビニ「ストア100」などで販売する野菜を
生産しているとのことです。
そうなんです!
JAではなく、食品メーカーや食品流通業者が自ら生産した農産物を
加工してブランド化していく…、
自分で育て、作り上げたものを、自分で価値を高め、売っていく…、
これが品質の競争力を高めることにつながり、この先の日本の
農業のスタイルになっていくのかも知れませんね。
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最近、多くなっているような気がしますが、いかがでしょう?
JAは農家のための組織だったはずだが、今やJAは日本の農業の
成長を抑制している!!
という記事がありました。
その中で、JAのブランド独占という事象が問題に取り上げられて
います。
具体的には「石垣牛」
沖縄、石垣島とその周辺の島で肥育された牛を示すわけですが、
有名な松阪牛、前沢牛などのブランド牛も元はと言えば、ここで
肥育されているそうです。
牛の肥育に適した環境なのかどうか、詳しいことは知りませんが、
とにかく石垣島で肥育した牛を「石垣牛」ブランドとして売り込もう
と地元生産者も奔走してきたそうです。
が…、
2008年、JAおきなわは、石垣牛を地域団体商標として登録し、
この商標を使うには、JAから、輸入飼料の3~5倍も高い飼料を使う
ことを条件としており、そうでなければ石垣牛ブランドとして
認めてもらえないそうです。
それで、認められていない石垣牛を買い取ることは出来ないとして
取引が打ち切られることも度々起こったとのことです。
このほか、聞いたことがある人も多いと思いますが、アグー豚という
琉球在来種の黒豚…、
これもJAおきなわが「アグー」の商標権を取得したために、本来の
アグー豚を生産する農家が、このブランドを名乗れない状態になって
いるそうです。
このようにブランドを独占して農家を縛りつけてしまっている
状態が問題視されているとのことです。
そう言われてみると…、石垣牛やアグー豚って、あまり聞かないんじゃ
ないですか?
こうして、JAが農業の成長を抑制しているという事例以外に、農家は
高齢化が進み、主業生産者の平均年齢は66歳と言われています。
毎年、リタイアする生産者は増えており、今後、5年から10年後には
一気に生産者が減り、国産の米価が高騰する恐れがあるとの指摘も
あるそうで、日本の農業をとりまく状況は悲観的です。。。
とは言え、一方で、日本は「世界第5位の農業大国」とも言われて
いますし…、
それに、急増している耕作放棄地を資源と見なし、農業に参入する
企業も増えてきました。
農林水産省によりますと、2009~2012年の3年間で、新たに農業に
参入した法人は全国で1071だったとのこと。
モスフードが、ハンバーガーに適したトマトを栽培したり…、
カゴメはトマトジュース用の生鮮トマトを栽培…、
カルビーはポテトチップに加工するジャガイモを…、
伊藤園は「お~いお茶」の茶農業を営んでいますし…、
ローソンは生鮮コンビニ「ストア100」などで販売する野菜を
生産しているとのことです。
そうなんです!
JAではなく、食品メーカーや食品流通業者が自ら生産した農産物を
加工してブランド化していく…、
自分で育て、作り上げたものを、自分で価値を高め、売っていく…、
これが品質の競争力を高めることにつながり、この先の日本の
農業のスタイルになっていくのかも知れませんね。
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