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ポイントカード使ってますか?

同じモノを買うのなら、少しでも安い方がイイですよね。

買うモノによりけりですが、価格.comで最安値をチェックしてから
購入すると言う人、少なくないんじゃないでしょうか?

販売する企業側だって、そんな価格に敏感な客に配慮して、常に
価格.comの最安値を意識した値付けをおこなっているところも
あるそうです。

それにしても、こうした価格に敏感な客ばかりでは、販売側は
なかなか儲からなくなってしまいます。

そうなんです!

販売側にとってみれば、価格に敏感じゃない客の方が上客なんです。

そりゃそうですよね。

価格に敏感な客は、ほかにもっと安い商品を見つけたら、すぐに
そっちのお店に出かけてしまいますから。。。

つまり、安い商品…、利幅の薄い商品しか売れず、儲かる商品は
買ってもらえないわけです。

それに比べ、それほど価格に敏感じゃない客は、例えば、今日の
夕食はカレーライスにしよう…ってことで、スーパーへ出掛け、
牛肉とカレールーは特売品が売られているが、玉ねぎと人参は
そうでもなかったとしても、そのスーパーでまとめて買ってくれ
ます。

利幅の薄い特売品と、利幅のある通常品も買ってくれる。。。

これが価格敏感型の客ですと、

  玉ねぎと人参が高いわね…
  じゃ、ここは牛肉とカレールーだけ
  買っておいて、野菜は別の店の方が
  安いから、そっちで買うわ

ということになり、自転車で別のスーパーまで出掛けていきます。

そう…、利幅のある商品は買ってくれない。。。

そこで活用されるのがポイントカードです。

客の利用履歴を分析して、支払額の中で特売品の購入比率が
どれぐらいなのか計算します。

  1.特売品の比率が90%近くの客
  2.特売品の比率が70%前後の客
  3.特売品の比率が60%未満の客

以上、3つの階層に分けていきます。

1は、利幅の薄い商品ばかり買う価格敏感型の客と言うことで、
販売側にとって、おいしい客ではありません。

2は、平均的な位置にある客ということになります。

そして3が、それほど価格に敏感じゃない上客です。

スーパー各社で発行されているポイントカード…、

ポイントを貯めて特典を得ようと買い物の度に利用されている
人も多いかと思います。

販売側にとっては、ポイントカードにより客を固定化させると
いう意図もあるんですが、さらに、客を階層化するための手段でも
あるわけです。

こうして、上客を囲い込もうと、平均的な位置の客や価格敏感型の
客とは区別したサービスを提供していきます。

どちらかと言いますと、あまり価格を気にしない客は、カレールーの
銘柄を特定していたり、牛肉は価格が高いほうが品質が高いと思って
いたり、人参など野菜については低農薬とか有機栽培でなければ
買わないことにしているなど、こだわりのある人が多いそうです。

ですから、こんな上客に対して「30%引きクーポン券」とか言った
サービスは間違っても提供したりしません。

販売側は、上客を囲い込んで利益を上げるため、ブランドロイヤリティが
高い商品の品ぞろえをおこなったり、そんな商品をちょっとだけ値上げ
したり…、

特別な生産者から直に仕入れた野菜を案内したり…、

産地限定のブランド牛肉を売り場に並べていきます。

こうした努力によって業績を上げているスーパーもあり、業績のよい
スーパーほど価格に敏感ではない客を多く囲っているかも知れません。

いかがでしょう?

みなさん、ポイントカードをご利用になっていらっしゃいますか?

そして、あなたは、そこの上客ですか?
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