自由の正体

「自由」という言葉に対して、あなたはどのような印象を
持ちますか？

僕の場合、「自由」って、何とも得体の知れない“ぐにゃぐにゃ”
した感じを受けます。

ま…、今や自由って言葉が横行し、いろんな場面で自由を享受
できてるわけですが、それで

　　あぁ、とても自由だ！

って実感している人、あまりいないと思います。

言論の自由、宗教の自由、最近では同性愛に関する自由なども
議論されてますね。

その他、経済活動の自由とか機会の平等とか…。

カナダのシンクタンク「フレーザー研究所」が世界各国の人々の
生活の自由度をランク付けしており、それによると日本の自由度は
世界で9位と上位に位置しています。

1位はニュージーランドで、オランダ、香港と続いており、アジア
では韓国は44位、台湾が47位、中国は100位となっています。

このランク付けは、言論や宗教、機会の均等性などと言った
個人の自由度のほか、経済に関しての法整備や市場の開放度と
いった経済自由度も含んだ上でおこなわれているとのことです。

確かに、日本は他国と比較して、自由度が高いと思いますね。

宗教上の大きな摩擦、紛争なんてありませんし、みんな言いたいコト
言ってますし、情報網も充実しており、金融商品だって多様化して
おり、個人が自由に選択できるようになっています。

僕ら日本人は、そんなコト当たり前だと思ってしまっているので、
自由って言われてもピンと来ないかも知れません。

って言うか、冒頭に戻りますが、この「自由」ってのは
本当にあいまいで、尺度とか範囲が設定しづらいですよね。

こうして他国と比較してランク付けされ、9位ですと言われても
どこのどういう点で9位なの？って釈然としません。

それでも、繰り返しになりますが、この国は自由度が高いという
ことは分かってますけど。。。

様々な面で規制され、社会的拘束がキツかった時代もあったと
思いますが、もはや日本は“ユルユル”な社会と言ってもイイと
思いますので、自由って聞いても何の感慨も湧いてこないんじゃ
ないでしょうか？

むしろ、もっともっと自由を求め、やりたいコトをやろうとして
いる…そんな感じがします。

そして、その果てには、何か大きなモノが壊され、失われて
しまうのでは…？

そう。

今も、以前に比べると、失われたモノってありませんか？

にほんブログ村

タグ：自由 宗教