________________________________________________________________________

雄辰亭おすすめ!中華丼

今回はお店の名前、書いちゃいましょう!

そのお店は、雄辰亭(ゆうしんてい)と言います。

中華料理のお店ですが、建物正面の屋根の下に掲げられた文字は、

  中 華 ・ 理

  雄 辰 亭

になっており、料理の「料」が外れていました。

おそらく長年に渡る風雨に耐えきれなかったのでしょう。。。

それに、

  雄 辰 亭

の文字も、本来なら真っ赤に塗られていたと思いますが、
これも長い年月のうちに色あせ、今では壁面のトタン板の
灰色がかったピンクと言いましょうか、アズキ色に白を
混ぜて少しだけ黄土色を加えた色と言いましょうか…、

とにかく、そのトタン板の色と同化してしまっているかの
ようです。。。

入口の暖簾は、これまた色あせた赤で、角の辺りが
ほころんでおり、ヨタヨタと垂れさがっていました。。。

でも、僕は、こういう時代から取り残されたような、
さびれた古めかしい店で食べるのが好きです。

だから躊躇せず、暖簾を潜りました!


店内も期待通り、昭和40年代モノかと思わせるような
テーブルや椅子が置かれていて、壁に貼られたキリンビールの
ポスターの右下のところが剥がれて、クルッとカールして
いるところが、何とも言えない趣を感じさせてくれました。

  おお…、これは…、
  なんと味わい深い内装であることか…。

僕はタイムスリップしたような、不思議な感動に浸りながら、
メニューを眺めました。

  ここはひとつ、平凡にラーメンとか
  注文しないで、定食系にしようか…、
  いや…、え?

僕は、あるメニューが目に留まり、目線が釘付けになりました!

  中華丼 450円 当店おすすめ!

そう書かれていました。

チャーハンとマーボー丼が550円なのに、中華丼だけ450円って、
珍しい価格設定じゃないですか?

100円安くしてるから「当店おすすめ!」ってわけか…、と
思いながら、僕はカウンターの中にいるオヤジさんに

  中華丼ください!

と、大きな声で注文しました。

  あーい!中華丼ねっ!

そう言って、オヤジさんは早速、調理を始めました。

カチャカチャ、手際よく中華鍋を振り、やがて僕のテーブルへ、
オヤジさんの奥さんと思われる体格の良いおばちゃんが
中華丼を持ってきてくれました。

こちらです!
chukaD.jpg

わかりますか?かなり大盛でしょ?

これで普通盛りです。

嬉しいことに具だくさんです!

イカ、エビ、豚肉、そして野菜は、にんじん、ほうれん草の
緑黄色野菜と、たけのこ、白菜、もやし、きくらげ、とうもろこし、
グリーンピースなど、種類が多いです!

まぁ、こうして中華丼と言われて出されれば、そうか!と
頷けますが、彩が豊かなところとか、あんの色が茶色っぽい
ところなんか見てると、ちょっと中華丼らしくないようにも
思えます。
  
いわゆる、我流ってヤツですか?

この店のオヤジさんの我流中華丼!
だから「当店おすすめ!」ってわけか…?

それと、どーでもいいコトかも知れませんが、レンゲじゃなく
スプーンが出され、これを使って食べろと言うわけです。

しかし、皿に対して量が多いので、スプーンを入れると
フチの方から具やあんが溢れそうになります!

  おいおい!これじゃ、
  食べようとするたびに
  こぼれてまうやろっ!

そう思いつつ、既にあんに絡まったグリーンピースを
テーブル上にポタリと落としてしまいました。。。

こうして苦闘しながら、ひと口、ふた口と食べるにしたがい、
「当店おすすめ!」と言うだけある旨さに感動してきました!

見た目、辛そうに思えましたが、全然そんなことはなく、
むしろダシ感のあるあっさり系の味つけです!

イカとエビがたくさん入っていて、プリッ!とした食感が
たまりません!

これで450円なら大満足です!

パンパンに張ったお腹をひとさすりして、僕は充実した気分で
店を出ました。

いやぁ、久しぶりに味わい深い優良店に出会いました♪
にほんブログ村 オヤジ日記ブログへ
にほんブログ村
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました