スーパー閉店…安売りの果て

今日、ウチに帰ると台所の脇にレトルトカレーやカップ麺、
スナック菓子などが山積みになっていました。

ウチから車で10分程のところにあるスーパーが今週末で
閉店するそうで、その売出しに悪妻が出掛けて、買い込んで
きたようです。

ウチの近く、5キロ圏内にはスーパーが10店以上あり、
買い物には不自由しません。

また、スーパー間の安売り合戦もあって、かなり安い
値段で食品、雑貨などを買うことができて、ウチのような
家庭にはありがたい所です。

で、閉店すると言うスーパーは、近くのスーパーの中では
値段的にはそれほど安くなく、品物的にも質が高いわけでなく
イマイチなので、ウチだけでなく、あまりお客さんが入らない
みたいでした。

ずいぶん前から店を出していましたが、ここへ来て、いよいよ
持ちこたえられなくなったのでしょう。。。

ウチの周りは、マンションや建売住宅の建設が盛んで、人口は
増えているエリアだと思いますが、所得の方は、ウチも含めて
少ない世帯が多いらしく、高級、高額品が売れる所ではありま
せん。

安くないと売れない所で、質より値段が優先です！

まぁ、住宅建設がさかんで人口が増えていることに目をつけて、
スーパーが進出してきたわけですが、その分、安売り競争も
激化しており、このエリアのスーパーは採算的には厳しいの
かも知れません。

でも、このエリアに限ったことじゃないでしょうね。。。
今は、スーパー、百貨店など小売業は厳しいようです。


そう言えば、神戸市長田区の大丸新長田店も来年1月に
閉店するそうで。。。

確か、阪神・淡路大震災の時は、震災2日後にワゴン販売を
実施して注目を集めていましたよね！

地震の大打撃を受けたにもかかわらず、被災者のため、
果敢に営業を再開した姿勢が、全国の人たちから
称賛されました！

そして震災から1ヵ月後には全面再開を果たした大丸新長田店！

1977年、新長田駅前の好立地に開店。

百貨店には珍しく、食品を中心とした品ぞろえで人気を
呼んでいましたが、この地区の人口が減少していき、
近隣スーパーとの競争も激しくなり、

　　客数、客単価とも下がっていき、
　　震災で人口が戻らない中、小さな
　　商圏でパイを奪い合い、売上げが
　　縮んでいった…。

店長が、そう言ってました。

この言葉、長田区だけでなく、今の日本の現状をズバリ
言い当ててますよね。

客数、客単価の両方が伸びている店って、ほとんど
ないんじゃないですか？

両方下がってるとは言わないまでも、どちらかは
下がっているんじゃないですか？

客数を増やそうとして、客を呼び込むため安売りする。。。

客単価を上げようとすれば、客が離れていく。。。

何とも難しい状況ですねぇ、小売業界は。。。

ま、僕らにとっては、競争相手が増えて、どんどん安売り
してくれた方が助かりますけど、コレがいけないんでしょうね。

人口微減！　収入激減！

そして、スーパー閉店…。

こういった状況、当面続くんでしょうね。。。

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タグ：スーパー 安売り